Wagbyの海外展開を進めています。現時点の状況をメモしておきます。
[2017.10.25 追記あり:末尾に記載]
1. 言語パックの作成
完了。Wagby 本体をダウンロードしインストールした後、「言語パック」を上書きすることで英語販になります。WagbyDesignerの表記もすべて英語になり、エラーメッセージも英文に。ビルドしたアプリケーションも英語が標準になります。
英語版では「郵便番号から住所を求める」機能や、「和暦表示」機能などは無効化されます。いずれも日本国内でしか使えない機能のためです。
言語パックというからには、将来は英語以外の版も出せるようにという意図がありますが、まずは英語版からスタートです。
課題:インストーラが日本語版のままです。これもゆくゆくは OS の言語によってメッセージを切り替えるようにしようと思います。
2. wagby.com の英文コンテンツ作成
Googleの自動翻訳をベースに、おかしいと感じたところを手動で翻訳しています。すべての wagby.com コンテンツに、日本語と英語ページの切り替えリンクを用意しています。
やってみてわかったことがいくつかあります。単純に HTML コンテンツをそのまま自動翻訳にかける、では読めたものではありませんでした。HTML タグの部分を取り除き、一文(句読点で区切られた文)を抜き出す必要があります。さらに、文中に混じったタグ(例えば anchor や strong など)もそのまま残してしまうと変な英文になってしまうので、これも単語ではなく、文全体にタグをかけなおすなど元コンテンツへの手動修正も必要でした。
量が膨大なので、変換プログラムやチェックプログラムを用意しつつ、機械化できないところを手動で修正するという分業でやりとげましたが、思った以上に時間がかかりました。今回のノウハウは、英語以外のコンテンツの翻訳にも役立つと思います。
課題:画像はまだ日本語ベースのものが残っています。これはすべて手動対応なので、継続していきます。
3. 営業資料の作成
基本機能ガイドの英訳版も用意しました!
並行して、英文パンフレットも新しくデザインしています。こちらは今月末の完成を予定しています。
4. 輸出準備
「該非判定書」など、いくつか書類の準備が必要になるということで、進めています。他にもいくつか出てくるかも知れません。
5. 契約
もっとも肝心な「海外の代理店との契約」ですが、年内中には販売体制ができる見通しです。これに先立ち、意中の代理店候補社からエンジニアが来日し、Wagbyの説明会も開催できたので、現場レベルでのWagby本体への理解が進みました。
ということで、11月28日の Wagby Developer Day 2017 には、販売体制も含め、いろいろなアピールができるようにしていきます。これに携わっている多くの関係者の皆様、引き続き、どうぞよろしくお願いします!
[2017.10.25 追記]
5. の契約について、無事に締結されました!こちらのプレスリリースになります。