堺屋 太一先生の講話 (2)

後半は経営に関する話です。事業を打ち立てるには「理念(ビジョン)」「概念(コンセプト)」「構想(ストーリー)」「成功の象徴(シンボル)」の 4 つが必要とのこと。加えて、成功の原動力は、その仕事が「好きなこと」でないと続かない。

また、経営者の精神を支える柱として、次の 4 つを挙げられた。

  1. 「稚夢」をみること。これを理念に変える。
  2. 「鬼迫」をもつこと。自分の理念で、人を動かさないといけない。
  3. 「人才」をもつこと。好きなことは才能につながる。人脈ができる。
  4. 「佛心」をもつこと。人の失敗を許す。けなす人は多い。これがなかなかできない。

多くの人は、自分の「好き」なことを勘違いしている。例えば「有利」だから「好き」。医者になるのが有利だと知って医者を好きになっても、よい医者にはならない。次は「慣れ」たから「好き」。会社の人事畑を10年続けた人をヒアリングすると、その会社の人事にはもちろん精通している。しかし、人事理論を 1 時間は語れない。好きかどうかの目安は、そのネタで誰かと熱い話ができるかどうか。阪神ファンなら、いくらでも阪神の話ができるようなもの。そういうものを仕事に選べるとよい。

「知価革命」の時代は、物が豊かかどうかではなく、満足の大きさが購買の指標になる。従来型の大企業は「ここがつくるなら安心」をよりどころにしていた。今はそれよりもブランドが重要。経営に、お客様への「提案」が求められている。

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