@IT記事「<a href="http://www.atmarkit.co.jp/news/analysis/200803/18/si.html">もう1つのガラパゴス 受託開発</a>」を読む。

最近、とあるお客様との会談の中で、組み込み系の分野で MDA のアプローチが注目されていると聞いたばかりでしたので、ここでの筆者の説明は理解できました。業務系の Web アプリケーション開発を行っているという立ち位置からは、

ソフトウェアビジネスに関して言えば、顧客との強い密着度を基礎に、顧客の独自の要望に応える請負や受託開発は、いわば国内IT市場に残されたもう1つのガラパゴス領域ともいえる。しかし、その請負、受託開発でも組み込み開発で見られるようなモデル化の進展や、ツールを利用した上流仕様の明確化と検証により、分離や遠隔地での開発に対するハードルは下がってきているのだ。

という文章に対して「すでにそうなっている」ことを実感しています。

おそらく携帯向けの組み込み市場から始まるオフショア化は、ノウハウの成熟に従って他の組み込み領域、そしてその後は業務アプリ分野にも進展していくものと考えられる。

私の中では「アプリケーション開発の自動開発技術の発展」「上流工程と下流工程の(仕様書による)シームレスな結合」「オフショア開発の進展」がすべてリンクしています。新規の受託案件をゼロベースで作り込むオーダーメイド型開発は形を変え、住宅業界におけるツーバイフォーのようなセミオーダーメイド型になっていく、というのが発想の原点にあります。