事前申込を大きく超え、62 名の参加がありました。沖縄では、なかなかこのような技術者向け講演会が少ないので、参加者も大いに満足されたようです。残念ながら仕事で参加できなかった人のため、講演会のメモを記載しておきます。
「プロジェクトファシリテーション」平鍋 健児 様(株式会社チェンジビジョン 代表取締役社長)
1989年大学卒業後、3次元CADの開発に携わる。
ソフトウェアの保守が難しいことを経験し、変更に応じてリニアに内部構造が変わる方法はないかを模索し始めた。
C++ を知り、オブジェクト指向は変更の局所化を行える、品質が上がると直感し、そこにのめり込む。
1995年に福井に戻り、Java と UML に傾注する。
その後、プロジェクトの中で、いいものをつくるという中で、「技術」の貢献度は全体の 30% に満たないのではないかと感じるようになった。
手順(プロセス)の重要性に気付き、RUP などを学んでいく。
2000年に XP を知る。ソフトウェアエンジニアリングの本でありながら、「お客さんと飲みなさい」と書いてあるなど、衝撃を受ける。
人と人との関係をちゃんとつくっていくということが、ソフトウェアの品質に貢献する。
「いい技術+プロジェクト管理(プロセス)」だけでは足りない。「信頼、コミュニケーション」が必要。
プロジェクトがうまく回るための「チームのコミュニケーションアップ」が大切。
「プロジェクトファシリテーション」は平鍋さんの造語。
プレゼンテーション資料は、ダウンロードできます。
http://www.objectclub.jp/download/files/pf/ProjectFacilitation20071025.pdf