久しぶりに沖縄地理情報システム協議会の会合へ出席

昨日、沖縄地理情報システム協議会の会合で自説を展開してきました。GIS については当社創業時からウォッチしているのですが、普及が進まない分野です。その原因はさまざま指摘されていますが、私の持論は「最新の地図データを安価に入手できる仕組みをつくろう」です。Google Maps などの Web 系 GIS のおかげで地図データの問題は解決されたと思っている方も多いですが、これらのサービスはあくまでも Viewer であり、GIS ではありません。GIS をやろう!とすれば、相変わらず高価な基本空間データを購入しなければいけません。

最新データを安価に入手する仕組みを技術論でいえば、地物単位でのデータ更新フレームワークの作成になります。特に重要なのは分散環境における地物更新において、地物の同定を実現する「ユニークな地物ID」をどう割り当てるか。その議論を真剣にやって、沖縄県内で運用できるフレームワークを提案しよう、というのが私の提案です。