ワークフローと全文検索機能を実装した Wagby R6.2

本日から Wagby R6.2 のダウンロードサービスを開始しました。昨晩、最終テストのためぎりぎりまでがんばったスタッフの皆さん、おつかれさまでした。いくつか積み残した件がありますが、それは次回に達成しましょう。

ワークフロー機能をもったパッケージ製品は他にも多くありますので、Wagby はかなり後発組です。それでも Wagby には他社製品にない優位性があります。それは「業務用途として定義したモデルを、そのままワークフローとして利用できる」ことです。

他社製のワークフロー製品はおおむね、次のようなタイプになっています。

  • ワークフローのテンプレートを提供する。例えば交通費精算とか、消耗品伺いなど。これを「自社流にカスタマイズ」することは難しく、予め備わったテンプレートを使うしかありません。
  • 任意のデータ構造を設計し、ワークフローとして稼働できるもの。Wagby に近いが、これらの製品は独自データ形式になっているものがほとんどで、データ同士の連携機能が弱いといえます。(Wagby は一般的な RDB 上にテーブルを定義できるため、業務システムとしての拡張性が高い。)
  • ライブラリを利用したシステムの受託開発。もっとも融通が利きますが、開発コストは高めになります。

Wagby のワークフローは、受託開発に近い自由度をもたせつつ、自動生成なので納期やコストが安価に抑えられるというメリットがあります。このアプローチがどこまで市場に受けるのか、チャレンジです。