IPO は悩ましい

本日、沖縄県内のファンド関係者と意見交換する機会がありました。沖縄県は今、地元を育成するファンドが立ち上がってきています。例えばこういうものがあります。
http://okinawa-ric.jp/news/6403.html

第二弾以降の計画もあるようです。ということで「社長、IPO についてどうお考えですか?」という質問は当然、やってきます。

一昔前は目指せ、IPO という雰囲気が社会全体にあったと思いますが、一気に時代が変わりました。何のために IPO するのか、その目的がはっきりしていないと集めたお金を有効に活用できません。

そこで当社の場合を考えてみます。仮に IPO ができたとしたら...

  • Wagby を世界に展開しよう。

ということになるでしょう。そのための資金を集め、海外へ出て行く。ストーリーとしては受けると思いますが、すべて自前で営業展開する必要があるのか、商流をもった企業とパートナーを組んだ方がいいのではないか、など、突っ込まれるところは多そうです。

その前に、Wagby を確実に、それを必要としている(国内の)お客様に届けることが必要です。地道に販売実績を上げないかぎり、IPO だ、世界展開だ、というのはまだ早計です。...などと考えて、結局「IPO は、後で考えます」というのがその場での回答になりました。やる気なしと思われたかも知れませんが、ものごとにはタイミングがあります。