中国開発区ソフトウエア業集積の記事

沖縄タイムス 2008 年 9 月 6 日(土)の経済面から。
http://www.okinawatimes.co.jp/news/2008-09-06-M_1-009-1_004.html

南郷会長は、東京でソフト開発の受注拠点を設け、実際は沖縄で作業する構想を示し、「中国の技術者にも入ってもらい、沖縄で技術を高め、互いの技術を生かして開発を進めたい」など、実際の業務を通して技術向上を図るOJTの可能性についても話した。

南郷会長はオフショア開発のリーダー的位置づけの方です。ということで、沖縄の IT 津梁パークには何らかの形で中国の技術者が入ってくるだろうというのが私の予想です。であれば「うるま市」に中国人街ができるのではないか、などと想像が膨らみます。

しかし先日、県の東京事務所の方と意見交換する機会があったのですが、私が想像するような話は一切、でてきませんでした。まだそのあたりの計画は具体化していないのか、それとも公開するレベルになっていないのか、はたまた関係者の中でも中国技術者との関係が整理しきれていないのか、読み切れません。

IT 津梁パークが掲げる「雇用 8000 人」目標のうち、仮に開発系を 1 割(残りは BPO やコールセンター?)としても 800 人。県内の現時点での開発技術者総数はおよそ 3000 から 4000 人と見込んでいるので、あらたに 800 人の開発系エンジニアを育成することになります。県内で集めることができなければ中国をはじめとする海外の技術者に頼るという決断をするかどうか、そうなったときに IT 津梁パークを「国内オフショア拠点」と呼ぶのかどうか、現時点ではわかりません。