トロピカルテクノセンターOB会

私が元、お世話になったトロピカルテクノセンターの社長が 7 月に急遽交代し、ピンチヒッターとはいえ初のプロパー社員が代表取締役に就任されました。遅まきながら、ささやかな祝賀会が催されましたので参加してきました。

平成9年から10年にかけてのトロピカルテクノセンターは勢いがありました。さまざまな国の調査事業が集中しており、今後の県内業界の方向性を示せる立場にあったと思います。しかし第三セクターの経営は難しく、「赤字はダメだが儲かり過ぎもダメ」というジレンマの中、私も飛び出す決意をしたのです。20代後半から30代前半にかけて、研究調査に没頭できたのは私にとって貴重な経験でした。そのときにお付き合いさせていただいた県内外の方々は今も各分野で要職にあるため、今でも情報交換をさせてもらっています。人脈は大切です。

人生の中で 20 代というのは、とにかく外部からの刺激を受けて、わけがわからなくても走り回るのが大切なのだろうと感じています。しかし現代の 20 代は優秀な人でも派遣に甘んじざるをえない環境にあると聞いています。この社会的な損失は大きいでしょう。