「マインドマップではじめるモデリング講座」について

本書は上記の「上流工程UMLモデリング」とセットで読むと全体構造がわかりやすくなっています。「ドメイン・モデル」をつくる際の「準備モデル」として、さまざまな事柄を整理するためにマインドマップを使うというストーリーです。特にお客様といっしょになってホワイトボードなどでワイガヤ設計する際に、使える手法ではないかと思います。

UML が登場した当初、お客様にも UML を理解してもらって、SE といっしょに設計しよう... というようなストーリーが語られていた時期もありました。実際にはこのようなケースは難しいでしょうから、マインドマップというのはちょうどお客様と SE の間をとりもってくれるコミュニケーションツールとして位置づけるのが良いでしょう。

マインドマップで事物の「つながり」を理解できたら、あとは「リソース」「イベント」「関連」といったお決まりの分析を加えていきます。ここを SE がきちんと整理し、誘導できることが必要です。

この書籍で面白い試みだと感じたのは、後半の「実践編」です。日経新聞の記事を元にモデリングを行っていきます。対象をどう絞るか、何を残し、何を捨てるのか、そういう思考プロセスを体験できるのが良いですね。

こちらも書籍は本棚に置いておきます。> 当社技術開発部の皆さん

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