不況時代の IT の在り方

米国初の金融恐慌のニュースが連日続いています。誰もが不況を肌で感じている中、IT 投資額の縮小も覚悟することになるでしょう。しかしこの状況を IT で打開できないか、ピンチをチャンスに変える発想が経営には求められています。

お客様向けの販売サイトを構築し、商流を太くするのが「攻めの IT 投資」とすれば、内部の体制を固めて支出を抑えるのが「守りの IT 投資」です。会社経営は売上を拡大し、支出を抑えるのが基本ですから、モノが売れないときは守りの IT 投資で支出を削減することが注目されます。人件費を削減する発想の前に、少ない手持ち資金で守りの IT 投資を行い、組織をより一層、筋肉質に変えていくこと。そこを突き詰めていくと、例えば Excel で無理に回している現状の業務フローを根本的に見直すといったことにあたるでしょう。

不況だから人件費削減、不況だからサービス残業は当然、ではいつまでたっても経営体質の改善はかないません。
ぎりぎりの状況でお互いの知恵を出し合う、そんな真剣勝負の現場をお手伝いしたいと思います。