「おはようございます」はメッセージの送受信可能を意味するプロトコル

だと解釈しています。最初の挨拶ができれば、次のコミュニケーションが可能になります。挨拶をしない(できない)のは、他人からのメッセージを着信する状態になっていないということを意味します。よって文言自体は代替可能で「おつかれさま」「よ、元気?」などでも意味は同じです。仮に文言のやりとりがあっても、目が合わなければやはり受信拒否です。心がこもっていない挨拶というのは、つながりという根幹の意味が欠落した、ただの会話ですから、儀礼に過ぎません。

人は他人との挨拶をコミュニケーションのとっかかりにします。人生が他人とのやりとりの中で意味をもち、幸せを感じるものだと解釈するなら、挨拶をしないことは自ら幸せになる道を閉ざすということです。つまり、とても大切な行為なのだと考えています。