NHKスペシャル「女と男」

第一回、第二回ともに観ました。本日、再放送されるようです。
http://www.nhk.or.jp/woman-man/

地図を読むという空間認識に対する性差など、興味深い内容がてんこもりです。ビジネス視点で興味深かったのが、初等教育における男子と女子へのアプローチの違いです。男子は自由な姿勢でねそべって本を読むのが良いが、先生による命令口調(軍隊スタイル?)が成績が伸びやすい。女子は個人ではなく複数人で相談しながら学習した方が効果が高いなど、なるほどと思う内容でした。

ビジネス社会では男性にとって都合のよいルールが多いですが、それぞれの持ち味を活かしたチームをつくるのは、これからは重要になってくるでしょう。男女雇用機会均等法は「女性が、男性の世界に入るときに邪魔しないため」というスタンスを感じましたが、さらに進めて「それぞれの強みを活かしたチームづくり」を支援する流れは止まらないはず。

では IT 業界はどうするか。単に「女性プログラマ/SE」を増やす、ということでは代わり映えしない話になります。私の仮説は、上流工程とモデリングは女性の方が得意ではないか?です。