IT 出前講座「IT業界の業種、職種について」

沖縄県IT連合会(情報通信関連産業団体連合会)の依頼で、浦添商業高校で 50 分ほどの講師を勤めてきました。
対象は二年生の 35 名、8 割が女性でした。前半は IT 業界に登場する「SIer」や「コンテンツ」「プロダクトベンダー」の位置づけと、職種である「コールセンター」「プログラマ」「システムエンジニア」「Webデザイナ」といったものの違いを説明しました。沖縄県は1998年のマルチメディアアイランド構想でIT分野の強化を掲げたこと、現在は「IT津梁パーク」をつくっていることも語りましたが、この辺はあまり興味をそそらなかったようです。

講義は10分前に終了し、質疑応答を楽しませてもらいました。以下、簡単に。

Q. 来年3年だが、就職したいと思っている。専門学校などに行った方がいいのか?
A. どこを出たかなどはまったく関係ない。意中の学校があって、そこへ進むことでスキルがつくと思えば進学してもいいが、専門学校を出たからといって(会社は)最初から評価することもない。あまり気にしないでよいです。

Q. 警察官志望だが、IT を学んでおいた方がいいか?
A. 是非とも学ぶべき。最近の犯罪は IT が使われる。プログラムを書けることはないが、動作の仕組みは知っておいた方がよいです。

Q. 会社をつくるにはいくらかかるのか?
A. 今なら1万円からでも可能。私がつくったときは最低300万が必要でした。

Q. プログラムが嫌いなんですけど。
A. ... プログラムが動いた時に感動しませんか?
Q. 動かなくてワジワジすることの方が多いので。
A. ... 今のインタフェースは完成形ではないので、10年もたつとすべて音声などで操作できるようになっているかも知れません。
Q. ... そうなることを期待します。

最後の質問は予期していなかったので、ちょっと焦りました。次回、もしあれば、回答を考えておきます。