妥協できないことはある

発注をいただいたあとで、発注仕様が変わることは少なくありません。システム側の軽微な変更であれば受け入れ可能ですが、機器調達でさりげなく変わってくると、こちらの持ち出しになってしまうわけです。

このようなケースを受け入れるかどうかはケースバイケースです。

特に新しいお客様との付き合いは最初が肝心。ここを無条件に受諾すると「融通がきく」というお墨付きはもらえるかも知れませんが、その負荷はあとあとボディブローのように効いてきます。私はそういう評価ではなく、別の点で評価してもらいたいと希望します。

具体的には「システムの仕様変更に柔軟に対応できる」という評価です。もちろん Wagby があるから言えることであり、現場の負荷が高まらない仕組みをもっていることが前提です。ついでに「でも値引きは(あまり)しない」という評価がついても良いです。これはマイナスではありません。

値引き優先、赤字覚悟で受注してもまず入り込むこと、という営業スタイルは、長い目でみてお互いのためにならないと確信しています。不況で仕事がないのは皆、同じですが、この一線をどこまで我慢できるかは、私の意地にかかっているでしょう。

私達には、この点をマイナスと感じさせないほどの強みがあるはずです。安易な妥協をせずに王道をいきましょう。