同業の忘年会に出席

東京で、沖縄県出身者が関連する IT 系企業が一同に集う忘年会が開催されましたので、出席してきました。

予想はしていましたが、各社から状況の厳しさを伺いました。受託案件がほとんどなく、派遣に切り替えてもまだ厳しいということです。業務アプリ系は保守ばかりで新規開発がなく、また、組み込み系はオフショア開発がさらに進んでいるようです。特に組み込み系については仮に景気回復したとしても、製造業のオフショア開発はますます加速するでしょうから、まさに「中小企業への恩恵は、ない」ということになります。

当社は自社開発のパッケージソフトがあるため、まだ希望があるのだと、つくづく実感しました。「技術力があるから(技術者がいるから)仕事をください」というのが IT 系企業の営業方法でしたが、これには先がありません。わずか 10 年前は、仕事が溢れるほどもあり、受ける側の IT 系企業が仕事を選別していたことを思えば、本当に環境は急変しました。

今後は、さらなる価格のダンピングによる赤字プロジェクト(失敗プロジェクト)の増加、デスマーチ化という、負のスパイラルが加速する可能性があります。そのスパイラルに入らないためにはどうすればいいか、私達の中では進むべき方向性は確立しています。これを着実に、そして早く進めることです。