Java Kueche 今年最後の勉強会

第9回目の勉強会は「Ruby on Rails 最新動向」と「Java FX」をテーマに、県内技術者 30 名ほどが集まりました。
http://www.java-kuche.org/modules/eguide/event.php?eid=14

参加した技術者には大いに刺激になったようで、質問も含めて盛り上がりました。主催メンバーの一員としても、嬉しい限りです。

Ruby on Rails は使ったことがないのですが、実際に現場で使っている下東さんによる 1系、2系そして3系への系譜発表によってバージョンアップの方向性を知ることができたのは良かったです。機能説明の「キーワード」が上手いと感心するところもありました。Wagby も常に、新機能の命名に悩んでいますが、真似したいと思う命名方法がいくつもありました。フィードバックさせていただこうと思います。

さくらばさんによる Java FX の説明は、ライブコーディングあり、Action Script との具体的なコードの違いの解説ありと、非常に充実したものでした。使った事がない人にもわかりやすく、また Java FX の良さがわかるものでした。当社は Web ばかりやっているので GUI に特化した Java FX をすぐに使うところはないでしょうが、もし iPhoneAndroid で動作するならやってみたいと思うところです。(AppleGoogle が認めないだろうとは思いますが...)

ところで下東さんの発表の中で、大変に興味深いところがあったので、紹介したいと思います。それは Rails の自動生成部のカスタマイズにより、基本機能の自動生成ができるようにしたところ、生産性が多いに向上したというものです。これはいわゆる「生成的プログラミング」をチーム内で始めたということです。

私達もすでに Wagby で実践していますが、仕様変更のインパクトを自動生成部に吸収させるサイクルをつくると、生産性向上を体験することができます。一見、手間のようにみえますが、長いスパンでみると(類似業務が多い場合は)メリットがあります。この先には、ユーザ自身による内製化と、それをサポートする外部の優秀なエンジニアという構図ができあがります。私は、それが最終形だと考えています。

このような成功事例が増え、生成的プログラミングの動きが加速することを期待しています。