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Google Enterprise GEO Day へ参加

日本では初の Google Maps/Earth に関するビジネス向けセミナーということでした。六本木ヒルズにて 300 名を集客する大掛かりなもので、さまざまな情報を入手できました。

冒頭は Google によるセッションで、売上の大半が広告収入であるものの、Enterprise 系の伸びは広告を上回るものであり、今後のビジネスのメインに育てるという決意が込められました。

その後は Google 開発者(英語スピーチ)と、日本における協力会社のセッションが続きます。もっとも力のある代理店であるゼンリンデータコムのセッションでは、昨年の Google Maps API Premier 売上は3億円で、さらに伸びると期待しているとのこと。

また、国際航業も販売・開発両方の枠組みで参加するという発表がありました。発表者の藤原さんは、当社の住所正規化コンバータの取り扱いでお世話になった方です。同社の独自調査によると、人口5万人以上の市で地図を使った住民向け情報提供を行っているのは6割近く。うち、インフラとしてGoogle Mapsを活用しているのは、およそ半数を占めるとのことです。自治体は自前の地図ももっているはずなのですが、Google Maps の活用が顕著になってきました。

個人的に気になる新機能は、Google Maps および Google Earth Pro での Batch Geocode です。住所を含むExcelファイルをインポートすることでジオコーディングを可能にするとのこと。うむむ。

事例発表で感心したのは「Virtual Alabama」です。私達がこれまで自治体に提案してきた統合型GISGoogle Earth で実現可能なことを示しました。ログオン認証後、さまざまなレイヤを重ねて表示することで見事な操作性を実現しています。

東京大学空間情報科学研究センターは今度、Google Earth Server を導入するということで、研究テーマを発表されていました。自分でラジコン飛行機をとばして航空写真をつくることや、地下や建物の中の情報を Google Earth Server に投入するなど、面白そうなテーマが目白押しです。大量データや空間解析といえば、これまでは ArcGIS というのが定番でしたが、この分野も変わってくることが実感できました。

最後のセッションでは Mano Marks による V3 API の紹介です。V3 API では、さまざまなデバイス向け(PC、AndroidiPhone)を一つの JavaScript で対応できるということで、こちらも魅力的です。Wagby も対応しなければなりませんね。

今後の GIS 業界は、いよいよ企業向け製品を出してきた Google を核として回っていくのだと感じています。一緒にやっていくのか、対抗するのか、補完製品を出すのか、いずれにせよ Google を無視することはできません。少なくとも私にとっては、沖縄における自治体向け GIS 提案を再考するきっかけになりました。

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