県内IT企業の問題点

年度末のため、さまざまな機関で調査報告書のとりまとめがピークを迎えています。そのような中、県内の同業社ならびにユーザーの意見がヒアリングされた興味深い報告書(途中版)を読ませていただく機会がありました。

その中で、とある県内ユーザーの意見に目がとまりました。おおむね、次のような内容です。

  • 県内 IT 企業は技術力はあるかも知れないが、プレゼンテーション(説明)ができない。ユーザーが思いを伝えても、返す能力がない。県外企業と比べると、見せ方が下手で、詰めが甘い。
  • 地元を優先してくれるだろうという気持ちをもっているなら、それはおかしい。発注側はそのような気持ちで決定できない。
  • 県外企業はプレゼン能力も高いが、やるといったことは実行する。県内企業の中には、できるといっておきながら実際、開発を行っていくとできない、ということが何度もあった。しかも原因もはっきり示さず、解決もされないままになってしまった。

この意見の真偽はともかく、地元企業が甘いのではないか、という指摘については真摯に受け止める必要があると感じます。少なくとも当社は、そういう態度で営業しないという心構えを持つべきです。全国にパッケージ販売を行っているということは、県内企業からみて「品質・サービスについて東京のお客様が満足されているなら、当然、そのレベルを期待する」でしょう。これに応えられるようでなければ、仕事をいただくことはできません。