先日、首都圏ソフトウェア協同組合(METSA)の中島理事長をはじめとする方々に Wagby を紹介させていただく機会がありました。中島さんとは、沖縄の経営塾で良くしていただいていたのですが、塾が終わるタイミングでチャンスを得られたのは幸いでした。
Wagby という製品のコンセプトや出来に感心していただけたようだと喜んでいたところ、早速メルマガに記事が掲載されました。
http://backnum.combzmail.jp/?t=bd46&m=2d33&p=2010040202_2589480689254670
記念になりますので、この部分を転載します。
■╋╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
╋╋┛ 【理事長の独断で書く「時流跳流」】
╋┛ もっと開発ツールの研究をしなければ――Wagbyに驚く
■━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
沖縄県の若手の経営者を集めた「次世代経営塾」がある。メッサとも縁の深
い高市早苗代議士が内閣府沖縄担当大臣を兼ねていたときに、「松下政経塾」
の「政治」の部分を抜いた「経営塾」を沖縄に作って3年の期限で開いた。塾
長は江口克彦PHP研究所社長(当時)が務め、筆者もボランティア参加を求
められ、3か月に1度、原則的に日曜日の日帰りで沖縄に行き、アドバイザーと
して議論に参加している。観光から製造業、健康関連などさまざまな21人の塾生の中にジャスミンソフ
ト社の贄(にえ)良則社長がいた。その製品については知識がなかったが、最
近、大手企業のCIOの勉強会で開発ツールの動向が話題になった際、ジャスミン
ソフトの名前が挙がった。どこかで聞いた名前だと頭を巡らせて、はたと思い
当たった。先日、上京の折に泉岳寺の組合事務所に寄ってもらい、製品の説明
を聞いて、驚き、勉強不足を悔いた次第である。話題になっている同社の製品は「Web 対応の業務システムを完全自動生成す
る」と銘打った「Wagby」である。WAG はウェブ・アプリケーション・ジェネ
レーションの頭文字だそうだ。仕様書から Web 対応の業務システムを完全自
動生成するのだが、仕様書の雛形を Excel で提供するのが特色だ。テーブル
構成、画面レイアウト、権限設定といった基本設計情報を記入していくと、
仕様書からWagbyが必要なソースコードをすべて生成する仕組みである。HTML
や JSP、JavaScriptなどを含み、開発者はノンプログラミングで完全に動作す
る業務システムを素早く作成できる。5年前にリリースして3カ月に1回程度、バージョンアップしているが、すで
に、採用実績は250案件を超えているそうだ。大手企業の部門内利用システム
から中小企業の基幹システムまで業種を問わず採用されている。特に昨年の
「定額給付金」の実施の際には、7つの自治体がWagbyを使って支援システムを
開発したという。短期間に開発可能ということで採用され、2か月でシステム
を実装できた事例もある。これまで開発工数が大きく、受注が難しい分野とされてきたWeb対応の業務
システムを「自動生成」型にして、開発会社の負担を軽くし、収益率の高いビ
ジネスにつなげることができそうだ。贄社長は「Excel マクロや Access、
FileMaker といったアプリケーションのWeb化というテーマの受託案件を掘り
起こすことができる」と指摘している。Wagbyの開発キットは http://wagby.com/
で無償で公開しているのでダウンロードして試すことができる。マニュアルも
すべて公開されている。プログラミング経験者であればチュートリアル学習後、
一週間程度でシステム開発に携わることができるという。開発ツールでは、組合加盟企業のアトリス社のPEXAも評判が高い。景気が回
復して、次の発注で忙しくなる前に、評判が高くなっているこうした開発ツー
ルの勉強を一通りしておき、新しい仕事に備えることが重要ではないだろうか。
中島さん、ありがとうございます。今度、是非 METSA で Wagby のセミナーを開催させてください。