娘の授業参観でいいものをみせて頂きました

昨日、日曜授業参観に行ってきました。1年生になる末娘が、算数の授業を受けているところでした。
テーマは「10になる数」。授業の後半は、神経衰弱の要領でカードをめくるというゲームでした。「1」というカードをめくったら、「9」を探す、というものです。制限時間内にいくつ、10になる数のペアを作ることができたか、を楽しみます。

時間になり、先生が成果を確認するところとなりました。

「では、20枚のカードを全部、ペアにすることができた人は?」

何名かが挙手します。すると先生の合図で生徒全員が手をぱんぱん、と二回叩き、全員で「グッジョブ!」とその子に向かって声をかけます。言われた子はとても嬉しそうです。

「次に、18枚、開けた人は?」

また何名かが挙手します。再び先生の合図で手拍子と「グッジョブ!」です。これが 16, 14, 12, 10 枚まで行われました。この段階でほとんどの生徒が承認され、みな嬉しそうです。残念ながら 10 枚に満たなかった子も、次にがんばろう、ということで授業が終わりました。

この光景を、社内でも実践しようと考えました。人が伸びるのは叱責や命令ではなく、小さな成功体験の積み重ねです。

当社では各チーム毎に毎週、KPT ミーティングを行っています。Problem については盛り上がりますが、Keep はあまり盛り上がりませんでした。しかし、今後はどんな小さなことで最低一人ひとつ Keep を発表し、それを全員で「いいね!」「グッジョブ!」とコメントする運用をするようにと伝えました。できればチーム毎にかけ声を決めてもらえると、さらに良いです。こういった些細なことの積み重ねで、チームはもっともっと良い方向に進みます。良いチームに、限界はないのです。