Wagbyダウンロード数にみる、ITに積極的な都道府県一覧

この4月からWagbyダウンロード時に郵便番号を入力していただくようにお願いしました。この結果、ややダウンロード実績は減少したものの、マーケティング上、貴重なデータを得られています。ここでは4月度の結果を公表し、考察します。

(なお郵便番号ですので、どなたがダウンロードされたかはわかりません。また正確性も保証できません。一部には詐称も含まれているかも知れませんが、すべての生データをそのまま使っています。)

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北海道 15 青森県 0 岩手県 0 宮城県 2
秋田県 1 山形県 3 福島県 2 茨城県 6
栃木県 2 群馬県 0 埼玉県 17 千葉県 7
東京都 80 神奈川県 22 新潟県 1 富山県 1
石川県 0 福井県 0 山梨県 4 長野県 1
岐阜県 3 静岡県 7 愛知県 19 三重県 5
滋賀県 0 京都府 9 大阪府 22 兵庫県 12
奈良県 2 和歌山県 0 鳥取県 0 島根県 0
岡山県 3 広島県 2 山口県 0 徳島県 0
香川県 1 愛媛県 0 高知県 0 福岡県 12
佐賀県 1 長崎県 1 熊本県 3 大分県 0
宮崎県 1 鹿児島県 1 沖縄県 41

合計 309 ダウンロード。

これを都道府県で色分けしてみました。サービスは http://aoki2.si.gunma-u.ac.jp/map/ を利用させていただきました。ありがとうございます。

ここから、考察です。

私はこの数字を「IT 化に対するニーズ度」と捉えています。Wagby というソフトは開発ツールですので、"簡単に IT 化が行えるかどうか、試してみよう" という意図でダウンロードされるはずです。その背景は、IT 化すべき対象がある、と考えられます。

全体的にみると宣伝広告の不足にもかかわらず、全国まんべんなくWagbyがダウンロードされていることを嬉しく思います。Wagby という製品の訴求力は広い、と思います。

地区別の考察に入ります。まず東京都だけで全体の 25% を占めており、突出しています。関東圏で 44 % であり、IT に対する需要が高いといえます。大阪府や愛知県、福岡県、北海道も二桁台であり、これらはやはり大都市であることが裏付けられました。

意外にも沖縄が、東京都に次ぐ第二位のダウンロード数を占めています。人口比でいえば東京都の 1/10 なのですが、この数字は IT に対する需要と、当社の知名度があわさった結果といえます。逆にいえば沖縄県内ほどの知名度があれば、まだまだ全国で Wagby のニーズはあるのでしょう。がんばらないといけません。

4月は東日本大震災の影響もあって東北地方は IT 化どころではない、という事情もあったと思います。しかし西日本には、実績ゼロの都道府県が多く存在します。これがそのまま IT 化のニーズ不足を示すのか、単に Wagby が知られていないだけなのか、今後の検証が必要です。

5月度の結果も集計し、公開する予定です。ご期待ください。