第一回 Wagby ユーザー会 設立総会が無事に終わりました

Wagby ユーザー会の報告

構想およそ 6 年、準備に半年を費やした Wagby ユーザー会の第一回設立総会をさった11月16日、秋葉原 UDX 6F にて行いました。当日は Wagby 販売代理店のご協力のもと、総勢 40 名の皆様にお集りいただき、私の期待以上の盛り上がりになりました。いい人達に支えられている、当社は幸運であると、改めて感激しています。

Wagbyユーザー会の初代会長には、スミセイ情報システム株式会社 常務執行役員の大津様にご就任をいただきました。
http://wagby.com/users/greetings.html

大津様が Wagby に出会われたのは "偶然" だったそうです。社内で増殖する Excel ファイルをどうやって整理しようかとネットでいろいろと検索されていたとき、ふと Wagby に目がとまり、"これだ!" と直感されたとのこと。すぐに Wagby 販売代理店である CIJ ネクスト様に声をかけられ、電光石火で社内に調査チームを発足。このとき私もお伺いして、熱く説明をさせていただきました。

同社の技術者による Wagby の評価は高く、見事にご採用をいただきました。そのやりとりの中で、直感を大切にされ、部下を信頼する大津様の指導力に敬服し、ユーザー会の会長に是非、なって頂きたいとお願いしました。正直、かなり強引だったと思います。私の熱意にほだされたのか、それとも Wagby の可能性に賭けたのか、とにもかくにも会長職をご承諾いただけたのは大いに勇気づけられました。あとで振り返ったとき、ここでご支援いただいたことが当社の成長のきっかけだったと御礼ができるよう、がんばりたいと思います。

続いてご祝辞として、USP研究所の當仲所長にお言葉をいただきました。
http://www.usp-lab.com/opinion.html

私と當仲所長との出会いは、システムイニシアティブ研究会です。
http://system-initiative.com/

この会は片貝システム研究所様からご紹介をいただきました。Wagby がめざすユーザー主導型開発の実践の場であり、ここでもまた多くの出会いがあります。當仲所長とはすぐに意気投合し、このような形でご祝辞をいただけたことも感謝です。目線が同じ先人がいる、というのは励みになります。

そして Wagby をご活用いただいているユーザー様と、これを支えていただいている販売代理店の方々が一同に集い、すぐに打ち解け合う場になりました。Wagbyという製品を通して、いろいろな人の交流ができたことを目の当たりにして、感無量です。会の終了時には、5 名のユーザー様に一言コメントをお願いしましたが、いずれの方々にも思い入れや Wagby への要望をしっかりと語っていただきました。開発陣にもしっかりと伝わっています。

懇親会の乾杯のご発声は、ソフトウェア・パートナーの寺田社長よりいただきました。寺田社長はジャスミンソフト東京本部ができたタイミングで知り合い、その日のうちに Wagby の可能性を感じていただきました。販売代理店に支えられていないければ、今日の日を迎えられることはなかったでしょう。

パッケージ製品をやってよかったと思う瞬間

ソフトウェア技術者にとって、自分の書いたコードが多くのシステムで使われ、お客様の業務を支えている。そのことだけをとっても、嬉しいものです。そして経営者視点では、同じ製品の横展開によってビジネスができる。これも醍醐味です。

しかし今日、感じた充実感は、これらを上回るものでした。

私たちが提案する製品に共鳴した人達が集まって、さまざまなつながりができたのです。沖縄からやってきた小さな企業が輪の中心にいて、そこで小さな波紋をつくった。やがてこれが、より大きな波紋になる可能性がある。こういう経験ができること自体、いかに恵まれているか。それがわかるだけに感慨もひとしおです。

今日はゴールではありません。Wagby をより一層普及させるための、はじめの一歩です。それでもこの一歩は大きい。この実現のために費やしてきた資源は生半可ではありませんでした。Wagby に途中まで関わり、そして去っていた人もいます。これまで関わった人すべての努力の結晶です。私を信じて少しでも Wagby に関わってくれた人に心から感謝します。ユーザー会ができたのは、すべて皆さんのおかげです。

そしてこの会で、次のメジャーバージョンアップとなる Wagby R7 のコンセプトを紹介しました。どういう反応になるかと不安もあったのですが、発表後は参加者から大いに期待のお言葉をいただき、この方向性が受け入れられるという確信を得ました。来年の5月完成を目指し、必ず期待に応えるようにします。

懇親会の締めに、沖縄県産業振興公社の渡名喜様からお言葉を頂きました。渡名喜様は米国と沖縄の橋渡しを行って頂いている大先輩ですが、「Wagbyを米国に持っていきたい。」という有り難い激励をいただきました。はい、私も是非、そうしたいです。

Wagbyには、人生を賭けるだけの可能性があります。この製品の成功は、多くの人の役に立つ、素晴らしいビジネスになるでしょう。思いを新たに、がんばっていこうと思います。