2012年の振り返り

当社は2012年10月より第14期が始まりました。今月をもって第一四半期が終わったところですが、この年末のタイミングで2012年を振り返ってみようと思います。

Wagby のバージョンアップ記録

2012年最後の版となる R6.8 Update 2 を公開しました。振り返ると、今年は10回のマイナーアップデートを行っています。

出荷日 バージョン番号 特徴
2012.1.25 R6.6 Update 14 ジョブ専用アカウントの提供
2012.3.26 R6.7 運用中の帳票テンプレートの差し替え機能
2012.4.2 R6.7 Update 1 (不具合修正のみ)
2012.4.27 R6.7 Update 2 更新前と更新後をすべて記録する詳細なログ出力
2012.6.14 R6.7 Update 3 パスワードリマインダ機能
2012.6.26 R6.7 Update 4 バッチ処理のためのJavaコード作成支援
2012.7.30 R6.7 Update 5 (不具合修正のみ)
2012.10.5 R6.8 一覧表示・一覧更新画面の列固定機能
2012.11.22 R6.8 Update 1 タブの中に繰り返しコンテナを配置するレイアウト
2012.12.5 R6.8 Update 2 検索条件テンプレート機能

全体的には「更新ログの強化」や「パスワードリマインダ」など、運用面を支援する非機能要件の拡充を進めてきました。いずれも受託案件毎に作り込むのは骨が折れるテーマですが、Wagbyの採用により(これらはすべて)標準機能として提供されるため、工数削減に貢献します。

また「一覧表示・一覧更新画面の列固定機能」により、Excelライクな入出力画面を実現できるようになりました。

「タブの中に繰り返しコンテナを配置するレイアウト」も要望の多かった機能です。VBやAccessで開発されたアプリケーションからの移行で、画面イメージをさらに近づけることができるようになっています。

Wagby 出荷ライセンス

2006年5月からの累計で400ライセンスを超えることができました。また採用組織数は200社(組織)まであとわずか、というところです。今この瞬間もWagbyで開発されたアプリケーションがお客様の業務を支えていると思うと、嬉しくなります。使われている、ということが大きな励みです。

Wagby 販売代理店

2012年中、新たに5社が加わり、合計11社体制となりました。地区別では北海道(十勝)、東北(山形)、東京、静岡、名古屋、大阪、沖縄となっています。中国四国および九州地区が空白なので、代理店様を募集中です。地方において、地元の老舗企業様向けレガシーシステムのWebアプリケーション化の切り口として、Wagbyの提案は好評です。

Wagby ユーザー会

合計65組織の加盟となりました。今年は6回の勉強会を開催し、7社様からのご発表をいただきました。発表資料はいずれも参考になるものばかりです。

Wagby Developer Days の企画と開催

さった6月28,29日に沖縄で初の開発者会議「Wagby Developer Days 2012」を開催しました。濃い内容でしたが、多くの参加者にご満足いただけました。

マーケティング

2012年は「超高速開発」というキーワードがはじめて登場しました。きっかけは日経コンピュータ3月15日号の特集記事「超高速開発が日本を救う」でした。(関連記事:あなたの知らない超高速開発)また、日経SYSTEMS 2012年8月号特集「システムを2週間で作る」も高速開発に関する内容でした。いずれにもWagbyが紹介されており、問合せが急増しました。

まとめ

改めて振り返ると、あっという間の一年でした。社内のスタッフは毎日が全力疾走で大変ですが、これでもまだ、お客様の期待に届いていません。Wagbyのもつポテンシャルを考えると、まだまだ伸びしろはあるという印象です。

それでも私たちは経験しています。一歩ずつ、小さな成功体験を積み重ねることで、より大きなチャンスをいただけるのだということを。目の前の課題を日々、着実にこなし、Wagbyをご利用のお客様の満足度を高めるようにすることがジャスミンソフトの使命です。それを実体験として理解し、がんばっているスタッフの皆さんには本当に感謝しています。来年もまた、がんばっていきましょう。