ユーザーが直接、業務アプリケーションを構築する世界とはどういうものか

「ユーザー自身が業務アプリケーションを構築するという、いわゆる内製化の波がきている。」

そのような話を耳にするようになったのは、2年ほど前だったかと記憶しています。それまでは「そんなことはあり得ない」という雰囲気でした。その風向きが変わったのは、やはり具体的な事例が登場してきたことでしょう。当社のWagbyをはじめ、このような開発ツールの採用事例が増えてきたのだと実感します。

その潮流をつくったきっかけの一つは、システムイニシアティブ研究会の発足ではないかと考えています。
http://system-initiative.com/

内製化はとても無理、という風潮に一石を投じ、内製化にチャレンジしている企業の発表の場をつくられました。私も何度も聴講していますが、実に勇気づけられる発表が多く、感銘を受けています。

そしてエポックメイキングとなったのは、昨年(2012年)3月の日経コンピュータ特集「超高速開発が日本を救う」という記事だったと考えています。
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/Watcher/20120316/386842/
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/NCD/20120307/385042/

この記事の掲載後、「超高速開発」というキーワードが注目されるようになりました。ここで紹介されたツールは内製化を成功させる技術的ブレークスルーになりえる、という方向性が示されたのです。その後、いくつものメディアで内製や高速開発に関するレポートが発表されています。そのような潮流が、冒頭の台詞を生み出すに至ったのでしょう。

そして2013年。きたる4月16日(火)に、「ユーザ事例に学ぶ超高速開発ツール」セミナーが開催されます。
http://itc-portal.jp/services/ictm-p/seminar/20130416/index.html

主催される「ICT経営パートナーズ協会」の関会長とは昨年、お会いしました。このようなツールの有効性を認識されており、ユーザ視点でのセミナーを行うことに意義があるという思いで、このセミナーが立ち上がりました。

セミナーの最大のポイントは、ツールベンダーの発表ではなく、これらのツールを実際に使っていらっしゃるユーザによる発表ということです。5つの超高速開発ツールのユーザ事例が一度に聞けるセミナーというのはこれまで私の記憶にありません。有償セミナーですが、その価値はある、と思います。

興味のある方、是非ともご参加ください。当日は私も他社様活用事例をヒアリングできることを、大変楽しみにしています。