謹賀新年 今年のWagby開発計画

明けましておめでとうございます。仕事始めの今日、沖縄はさわやかな晴天に恵まれました。昨年末に看板の取り付け工事も終わったので、その様子をアップしました。さった株主総会で、多くの株主から "看板を取り付けると、まるで自社ビルみたいだね。" という感想をいただきましたが... よいオフォスに引っ越しできたのを幸い、今年も集中して開発を進めたいと願っています。

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2006年5月にWagbyR5を発表してから8年目となる今年、いよいよ来週1月15日に大きな節目となるR7を出荷します。現在はその直前ということもあって大わらわです。多くの方から "早く試してみたい。" という声援を頂戴していますので、あと1週間、お待ち下さい。今年はスタッフとの初詣も行かず、すぐにこれからミーティングです。

Wagby R7 の開発計画

最初の Wagby R7 は内部実装の大幅な入れ替えと、定義部の UI 刷新に注力しています。その後、これまでいただいていたワークフロー強化や集計グラフの強化、スマートフォン対応強化など、既存機能のレベルを一段と高めることになります。その詳細は別途、wagby.com にまとめますが、ここではさらにその少し先のビジョンを書こうと思います。

私は数年前から MIJS (Made In Japan Software Consortium) の活動を通して国内のさまざまなパッケージベンダーの方と知り合いになることができました。さらに昨年は、超高速開発コミュニティの設立に関わることで、同業他社ベンダーとも意見交換できるようになりました。つくづく感じるのは、各社の製品レベルの高さです。これらの製品を適切に組み合わせることができれば、できるだけプログラムを書かずに超高速にエンタープライズアプリケーションを開発するという目標を実現できそうです。しかし問題は、組み合わせのためにはまだまだ面倒な手順が必要ということにあります。

もともと、当社だけですべてのエンタープライズアプリケーションのテーマをカバーできるはずがありません。Wagbyはこれまでも多くのオープンソース製品を活用させていただきながらパッケージングしてきました。今年はさらにそれを押し進め、MIJSや超高速開発コミュニティで知った他社製品・サービスとの連携を具体化したいと考えています。それによってWagbyとしてのできる幅を拡げることでお客様の満足度向上を図るとともに、共同マーケティングによって市場を拡大することもできます。一石二鳥です。

その鍵となるのが Wagby R7 で搭載される新機能、REST API だと考えています。他製品から Wagby を呼び出すこと、そして Wagby 自身も REST のような Web API を使って他社製品と連携するようにします。他社製品・サービスとの連携によって、その実現スピードを加速させていきたいと考えています。

まとめ:インターネット上のサービスを活用したエンタープライズアプリケーションの開発自動化へ

Wagby はこれまで、組織内(イントラネット)で活用する機能の開発に集中してきました。まだ足りないところもありますが、おおむね基本的な機能は自動生成できるようになりました。次の目線は他社製品・サービスとの連携です。連携に関するコードを自動生成できるように Wagby を拡張することで、さらに幅広い分野で使っていただけるようにしたいと考えています。

やりたいことはたくさんあります。一歩ずつ着実に進めていきますので、本年もどうぞよろしくお願い致します。