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書籍「超高速開発が企業システムに革命を起こす」がいよいよ出版されます

先週、超高速開発コミュニティの第一回総会が無事に終了しました。第一部の講演と、続く第二部の交流会の、のべ参加者は153名と大いに盛り上がりました。参加いただいた皆様、ごくろうさまでした。

総会で話題になったのですが、日経BP社より書籍「超高速開発が企業システムに革命を起こす」が5月14日に発売されます。ただいま予約受付中となっています。

エンタープライズアプリケーション開発に従事される関係者向けの内容ですが、特に次のような方にお薦めです。

  • "超高速開発" というキーワードは、単にプログラム開発工程を短縮することと理解しており、それ以上でも以下でもないだろう。
  • 短期間で開発することと、経営の変化に迅速に対応するという目的が今ひとつリンクしない。安直すぎると思っている。
  • "アジャイル開発" と何が違うのか、ピンとこない。
  • 1990年代初頭に流行したCASEツールの亡霊ではないのか。いいイメージを持てない。
  • エンタープライズアプリケーション開発はSIベンダーへの発注や、ERPの活用が一般的のはず。超高速開発とはどこに位置づけられるのか。
  • これからのクラウド時代に、超高速開発というキーワードはミスマッチ、いや時代遅れではないのか。

まだ "超高速開発" の定義が普及していない現時点では、どれも鋭い指摘です。本書は、これらの質問に対する最良の説明がなされています。と断定するのは、実は私は原稿を読ませていただきました。(本の著者ではありませんが、Wagbyの事例も登場するため、その縁で。)一読して感じたのは、丁寧かつ真摯に、なぜ超高速開発という視点がエンタープライズアプリケーションに必要なのか、という説明がされているということでした。

例えば、現在は当然と思われている以下の事象は、実はこの20年程度の動きでしかありません。

  • エンタープライズアプリケーション開発はSIerに開発委託するか、ERP導入とカスタマイズで対応するかの二通りである。
  • 現場に業務の仕組みを理解する人はいない。業務に精通しているのは専門のSEであり、それはSIerに所属している。

そして、エンタープライズアプリケーションの耐用年数は7年程度というのが一つの指標ですが、実際にはそれを超えて10年以上、旧システムを使い続けているところが多くあります。さらに全面刷新の予算が確保できないという問題を抱えており、企業活動の足かせになっています。従来の発想の延長では、経営陣が納得できる解は得られない、という状況です。

この本は、現状のシステム開発に対する課題を経営者視点で分析し、超高速開発の本質的な重要性をフォーカスしています。私がこのブログで過去にいろいろ書いてきた散文が、一本の線になってまとまっていると感心しました。

多くの方に読んでいただきたいと願っています。出版を楽しみにしています。

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