さった2015年10月27日にピースミール・テクロジー株式会社様主催「日本型内製化を考えるセミナー」にて登壇しました。発表機会をいただき、ありがとうございました。50名以上のお申し込みをいただき、当日も満員御礼でした。そのときの発表資料を公開します。
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私を含め3名の発表者は、それぞれ立場は異なるのですが「内製指向の強まり」を感じています。その主張を私なりに要約すると、次のようになります。
- 小さいシステムからトライし、経験値を上げていくことで、どこまで自分たちができ、どこからが難しいかを実感できる(のでお薦め)。
- 規模が大きくなると開発ツールの問題より、マネジメントの問題の方に目が向けられるようになる。大規模プロジェクトの運営ノウハウは、経験のあるプロジェクトマネージャをいかに招聘するか、にかかっている。
- 内製とは、プログラマを自社雇用することではない。これを誤解しているユーザがまだまだ多い。ユーザが抑えるべきポイントはどこか、は明確になりつつある。
参加者からは「おおまかな流れは理解できるが、実際には目の前の基幹システムの保守対応に毎日、追われている。とても(チャレンジする)余裕がない。」という声も聞かれました。これはよくわかります。しかし「このままでいいとは思っていない。」ということです。現場に何もかも任せるのではなく、今後どうしていくかというロードマップを経営陣と一緒になって考える時間をつくるのが、最初のステップかもしれません。
個人的には温泉合宿とか、いいと思います。それも土日で。電話のかかってこない環境でじっくり話し合うのは、効果があります!