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ジャスミンソフト株主変更と第三者割当増資のお知らせ

プレスリリースはこちらです。
www.atpress.ne.jp

日経新聞本紙にまで掲載されていました。これも人生初、貴重な経験です。
www.nikkei.com

追記:ITPro にも速報が掲載されていました。
itpro.nikkeibp.co.jp


今回の株主変更と増資に至った背景と、今後の見通しについて説明します。

背景

2016年7月に、日本紙パルプ商事と東京システムハウスが出資してアライズイノベーションが設立されました。アライズイノベーションはAIと超高速開発分野に特化した組織で、主要メンバーは東京システムハウスから参加しています。東京システムハウス社内でWagbyが注目され、そこでアライズイノベーションが日本紙パルプ商事へWagbyの導入を働きかけたことをきっかけに、日本紙パルプ商事から出資の話をいただきました。

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東京システムハウスはIT業界では「COBOLマイグレーション」ビジネスで知られています。日本紙パルプ商事も多くのCOBOL資産をお持ちです。ここで東京システムハウスは大きな決断をされました。今後のマイグレーションビジネスの一つに Wagby ソリューションを加えるというものです。日本紙パルプ商事という、創業170年を超える老舗企業にとって基幹システムの長寿命化は重要なテーマです。その COBOL 資産が一気に Wagby になるわけではありませんが、長寿命化戦略の一つに Wagby が採用される見通しとなったことは、とても感慨深いです。その長寿命化にあたって、基盤技術を提供するジャスミンソフトへ出資されるということは、当社も同じような永続性を求められているということに他なりません。つまり今回の出資は、ユーザー企業にとって不可欠な基盤技術を今後も安定して提供し続けるという責任と覚悟を、私たちが担ったということです。

実はこれまで、ベンチャーキャピタルからの出資話はすべてお断りしてきました。私にとって第一に重要なのは Wagby の開発と普及であり、売上は後からついてくるという方針であったため、当社は投資対象としてはそぐわないだろうと考えていました。しかし今回の話は「Wagbyの安定供給」のための投資であり、私にとって願ってもない枠組みでした。Wagbyを展開して10周年という節目の年に話をいただいたことも、不思議な縁だと感じます。

騙されているのでは?というご心配をされる方へ

日本紙パルプ商事の役員の方ともお話しさせていただきました。今回のような形で当社へ出資するということを、楽しんでいらっしゃるようでした。将来、この決断が大化けしてくれることをワクワクしている、という、ちょっとした子供のいたずら心といったら失笑されるかもしれませんが、そういう感覚は十分、伝わりました。もちろん私も同様です。今回の取り組みが「(IT業界にとって)予想外の伏兵」という効果で受け止められるなら本望です。そういう感じで「ウマが合う」と直感しましたので、私はまったく心配していません。どうぞご安心ください。

今後の見通し

アライズイノベーションは出身母体が東京システムハウスであり、海外製品の扱いを含めた、製品展開のための戦略策定に長い経験をお持ちです。そのノウハウを今回、私たちに惜しげもなく提供していただけるという、頼もしいパートナーになりました。これから海外を含む製品の展開に関する戦略をアライズイノベーションと相談しながら行っていこうと思います。もちろん、これまで一緒にやってきた多くの Wagby 販売代理店との強固な関係も、私たちにとって大きな財産です。年明けからは代理店による販売体制の強化をはかり、Wagbyの知名度をさらに向上させていく戦術を練っていきます。

そしてジャスミンソフト本体は、開発者を募集し、直近の目標である Wagby R8 の開発に注力します。すでに人材募集を開始していますので、興味のある方は是非、一緒にやりましょう。

沖縄振興開発金融公庫をはじめとする既存株主への御礼

今回の提携のタイミングで、私以外の既存株主にはすべて株を売却していただきました。社員の持ち株も含みます。これまで支えていただいた株主には心より御礼申し上げるとともに、この話の実現のために株の売却を行っていただけたことを感謝します。

12年前に沖縄振興開発金融公庫に株主となっていただき、資本金を5000万円に増資したタイミングで東京に事務所を構え、意気揚々とWagbyの展開を始めた気持ちを、いまだに覚えています。うまくいくかどうか何の保証もなかったのですが、若さと勢いだけは負けない気持ちでした。何もかもが初めてという経験でしたので、販売代理店という制度も諸先輩方から聞きかじった知識を元に、試行錯誤しながら運用していきました。ようやくいくつかの成功事例がでてきたという矢先でリーマンショックの波をかぶり、多くの案件が凍結という中で経営が立ちいかなくなり、右往左往しました。身を切る思いで会社を存続させたときも、公庫には正直、今後の見通しもわからないが、既存のお客様が応援していただく限り、やり抜きたいという気持ちだけを伝えました。その後に「超高速開発」という市場が立ち上がり、私もその中心に関わることができたおかげで、今があります。そのあいだ、配当も求めず、株の売却もせず、重鎮のように支えてくれた公庫をはじめとする既存株主の存在には救われたと思っています。

最後に

Wagby はユーザーの支持を受けて成長してきました。今回の提携はその真骨頂ともいえるもので、ユーザー企業自らが株主になる、というのはとても面白い枠組みです。ジャスミンソフトの創業から15年が経過し、次の転換期に入りました。本社を沖縄に置きながら、次はいよいよ国内での Wagby の本格的な普及と、そして海外展開という段階に入ります。

Wagby導入企業ならびにWagbyに関わるすべての方へ、これまで支えていただいたことを改めて感謝申し上げるとともに、これからのWagbyの成長を、ご一緒に、楽しみながら、引き続き関わっていただけることを願っています。私は十分にやる気ですので、どうぞよろしくお願いします。

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