超高速開発ツールに特化した、ソフトウェア開発方法論を考える

きたる6月27日・28日に「超高速開発ツールを使ったシステム開発方法論について in 沖縄」というイベント(合宿)が催されることなりました!
https://www.x-rad.jp/

決して、”なにか理由をつけて沖縄に行ってみよう” などという副題がついたイベントではありません(汗)。

あえて日常業務から身を置き、電話も通じないところで(本当は通じますが)合宿形式で集中して議論しよう、という深遠な配慮にもとづいた企画なのです。土・日から沖縄に入ってどうぞ楽しんでください、というように見えますが、それはオマケですので、くれぐれも上司の方には黙っておいてください。

沖縄は7月に入ると旅費が上がりますが、6月末のこの時期はまだ、早割なら東京・大阪の新幹線運賃ほどで探すことができます。おそらく梅雨もあけており、海を見ながらのビーチパーティにはもってこいの季節で.. おっと、これも余談でした。

真面目な話をすると、ソフトウェア開発方法論というと「ウォーターフォール」と「アジャイル」がよく知られていますが、他にも「RAD」という考え方があります。

ソフトウェア開発方法論 - Wikipedia
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%BD%E3%83%95%E3%83%88%E3%82%A6%E3%82%A7%E3%82%A2%E9%96%8B%E7%99%BA%E6%96%B9%E6%B3%95%E8%AB%96

超高速開発ツールの利用では RAD がもっともよいと思いますが、実際の現場では「ウォーターフォール」か「アジャイル」かという議論は多いものの、「RAD」をツールではなく方法論として捉え、実践しているところは少ないのではないか、と感じています。あるいは、「ウォーターフォール」「アジャイル」といった枠組みの中で、ツールを位置付けるという考え方もあるかも知れません。さらに、各ツールによって、こういう方法で進めた方がよいというツール自身の持つ特性を加味した(方法論との)相性もあるでしょう。

今回の合宿では、さまざまなツールベンダーおよびそれを利用する開発者(SIer/ユーザ企業)の方々が同じテーブルで議論することで、上から与えられる統一方法論ではなく、現場目線で利用できる実践的な方法論のあり方を模索したいと考えています。ただし議論の過程で機微な情報もでてくるでしょうから、内容は非公開(参加者のみで共有)ということになりました。「参加できなかったが、あとで内容を教えてほしい」というご要望には応えられませんので、あしからずご了承ください。
また、合宿の成果として何か一つの結論を出すというよりは、ここでの議論の成果を各社に持ち帰って自社で活用していただくことを優先します。例えば、SIerであるA社が、この議論をヒントに「A社方法論」へと昇華させる、というものです。

興味のある方は是非ともご参加ください。方法論とは何かもまったく知らないが、良いアイデアがあれば受け入れたい/自分はこういう風にやっているので合宿の場で話したい、という現場のリーダーもしくは営業の方に参加していただければと願っています。