神様を有効に活用しよう

私は娘達に必ず中学受験を経験させるようにしています。さて、いよいよ受験という年の初詣に、絵馬を奉じることにしました。そのとき、私は娘に次のようなアドバイスをしました。

「大勢の人が祈願をするけど、神様は全員のお願いを聞くのは大変だよね。」
「そうだね。」
「でも実は、君のお願いをずばり伝える書き方があるんだ。」
「え、何て書けばいいの?」
「こう書くんだよ」

私は○○中学校に合格するので、見ていてください。

「?」
「神様は、君のお願いを叶える存在ではなく、君の誓いを見守る立場なんだ。その誓いを達成できるよう、全力で向かっていく。何と言っても神様に立てた誓いだからね。気合いが入るよ。そして見事、合格したらもう一度ここへくる。"見守ってくださったおかげです。ありがとうございました。"と言うわけだ。」

娘はその考え方に納得した様子で、絵馬を奉納しました。

人生には何度もプレッシャーを感じるイベントがあります。しかし自分で立てた目標に対するプレッシャーであれば、自分の力で乗り越えることができます。その最初の一歩として、受験というイベントに参加させています。ただし結果は問いません。その過程で学ぶことがあれば良し、と考えています。

会社にもそういう経験を積ませたい

同様に、会社も成長します。正確には、スタッフの成功体験の積みかさねこそが、会社の成長そのものです。(それは売上達成とは異なる次元で捉えています。)

さて今年の目標は、Wagby R7 という新製品を発表することです。これは各個人が自分の能力の限界を超えていく、競技のようなものになると捉えています。言われたものをつくるのではなく、自分たちが時代をつくっていくのだという気概がないと達成できません。サラリーマンは自分の能力の6〜7割を使って仕事をしている、ということを聞いたことがありますが、およそ当社においては、とんでもありません。そういう環境の中で、自分の力を高めるような機会を活かすことの先に、お金では得られない満足感、充足感があります。その喜びを皆でかみしめることができるチームをつくりたいと考えています。

最初に目標を掲げ、全力でこれを実現できるようにする。その成否はひとえに、スタッフの受け止め方にかかっています。ジャスミンソフトは何度もそのような経験を積んできました。今回はさらに高い壁を設定していますが、一緒に困難を乗り越えていきましょう。

最後に、私自身は絵馬ではなく、ブログに宣言することで、背水の陣をとる覚悟を示したいと思います。

この7月にWagby R7の発表会を成功させますので、見ていてください。

応援のほど、どうぞよろしくお願いします。