ガートナー「Cool Vendors in Application Development, 2016」に選ばれました!

長く仕事を続けていると、まれにご褒美のような場面に遭遇することがあります。
まさかガートナー社の英文レポートに、当社が紹介されることになるとは。これもまた青天の霹靂であり、スタッフ一同、大いに喜んでいます。

同レポートはガートナーの顧客向けですので、あいにくとその内容を紹介することはできません。それでもプレスリリースを出すことについて同社の許可を頂きましたので、社史として記録できるよう、発表させていただきました。ありがとうございました。

www.atpress.ne.jp

元ネタはこちら。(記事は有料ですのでご了承ください)

Cool Vendors in Application Development, 2016

ちなみに今回のレポートで紹介されていた企業のうち、日本から、正確にはアジア地域から選出されたのは当社のみでした。

何が評価されたのか?

“in Application Development” ですので、Wagby が対象です。注目点は、ソースコード自動生成型でありながら、生成されたソースコードがカスタマイズできること、でした。ソースコードの生成という取り組みは過去何十年も続いており、多くの製品が市場に流通しています。しかしこれまでは、生成されたソースコードに手を入れることは認められていませんでした。私たちは、その枠組みではカスタマイズ範囲が限定されることを憂慮しました。生成されるソースコードは人間が読めるものとし、かつ、ほとんどすべての箇所で自由にカスタマイズできるように Wagby を設計しました。それが従来製品との差別化を生み、ユニーク性をアピールすることにつながったようです。

エンドユーザは Wagby を「設計情報だけでアプリケーションが開発できる」と喜び、一方で SI ベンダーは「カスタマイズによる自由度が飛躍的に高い」という評価で使っていただいています。立場の異なる二者が同じ製品を使ってアプリケーション開発ができるのは、面白いと感じます。

私たちの喜びと次の目標

システム開発における Wagby の思想や考え方は日本国内にとどまるものではなく、いずれ国外でも使ってもらいたいという野心があります。私たちの社是は

日本、そして世界に通用するソフトウェア・パッケージならびにサービスを提供する企業になること。

ですので、今回の出来事はその実現に向かって一歩ずつ進んでいる、ということを確認する良い機会になりました。さらにいえば、Wagby は世界的にみてもユニークであると位置付けられたことにも意味があると感じています。

とはいえ当社単独で今すぐ海外進出できるほどの力量は不足していますので、現在、有力なパートナーを募集しているところです。というのも、日本のSIは輸出産業にできるはずです。それは多重下請け構造を輸出するということではありません。超高速開発という枠組みでのSIは、海外でも十分、競争力があると考えています。ですので私の目指すところは Wagby の海外展開 = 日本の超高速開発 SI の海外展開でもあります。国内の Wagby 導入事例も増えてきていますので、各 SI ベンダーのノウハウ蓄積を通して、一緒に海外進出ができれば、と考えています。

そして国内においては、「日経コンピュータ 顧客満足度調査データ」でトップを目指したい、というのが次の目標です。実は本調査対象に、超高速開発ツールという枠組みはありません。しかしこのツールは顧客(エンドユーザ)への導入が進むについて、調査対象に加わるはずだ、と(勝手に)予想しています。その暁には、Wagby を満足度トップにしたい、ということです。そのためには一層のサポート力向上、品質向上、マニュアルの読みやすさ向上といった課題が山積みですが、これまでと同様、一つ一つの改善を積み重ねていきます。いざ調査が開始されたときにはトップをとりたい、という気持ちで日々、実践しようとスタッフと話し合っているところです。

今回いただいた栄誉に恥じないよう、さらに高いレベルを目指そうという気持ちでいっぱいです。引き続き、どうぞよろしくお願いします。