技術調査報告会

先行して技術調査を行っているスタッフからの報告会があり、参加しました。

プレゼンテーション技術

Flex について。swf に変換できるコンパイラで試す。JSP コンパイラに比べて時間がかかるので、ビルドに要する時間は伸びるのではないか? Wagby R6 の目標はビルド時間の短縮なので、あまり嬉しくない...。その他、社内標準でつかっているセレニウムテストが使えないという問題も。Flex で画面を用意しつつ、Spring Web Flow のフロー定義との連携はできるのか? については、できるかも知れないがカスタマイズが面倒で、Flex Builder 使いには受け入れられないのではなど、やや否定的な流れに。

GWT は Web デザイナによるカスタマイズがほとんどできなくなるということで、こちらも否定的。Google Gear については、参照系ならよいが更新処理は怖い、という意見に。業務システム向きではない? 次は DWR について調査を継続することになりました。

Hibernate

現在の Wagby では「繰り返し/コンテナ」項目でのみ one to many 指定を使っていますが、これを拡張するためのアプローチを議論しました。その結果として、これまで Wagby を支えていた要素技術の一つである Relaxer をやめた方がいいかも知れないという意見が出ました。その可能性も受け入れるということで、調査継続です。

Spring Security

Wagby が独自に開発してきた機能とほとんどオーバーラップしそうなので、採用に弾みがつきました。ただし、一部機能は Wagby が先行していたため、Spring Security のカスタマイズ方法を調査することに。AOP による認可系コードの分離には、期待大です。

私見:Relaxer の代替案

Relaxer で重宝していたのが、XML とのマッピングです。Wagby の InitLoader は XML 形式のデータでやりとりしていましたが、これは Relaxer が活躍していました。もし Relaxer をやめるとすると、Commons Digester がよいでしょうか。あわせて検討ですね。