量から質へ - 沖縄の産業政策が変わると何が起きるのか

私からみた沖縄県の産業政策は、県外企業の誘致による地元雇用の創出を目指すものでした。観光と IT はその柱であり、特に IT はコールセンターや BPO といった労働集約型として期待されていました。社屋の提供、東京ならびに各都市とのインターネット回線の…

WDD2020、オンラインで開催します

この数年、お世話になっていた御茶ノ水ソラシティの会場を手放すのは残念でしたが、今年の Wagby Developer Day (WDD) 2020 はオンラインで開催することとしました。 https://wagby.com/event/wdd2020/index.html今回も6件のユーザー様活用事例を含む、12の…

ローコード革命、に慌てることは何もない

日経コンピュータ2020年7月23日の特集記事「ローコード革命」を読みました。ユーザー主導で開発した7社の活用事例と、これに対応しようとする SIer という両分野についての最新動向がよくまとまっていました。Wagby もしっかり取り上げられていて、安堵しま…

ノーコード/ローコード開発ツールのジャンル分けと、Wagbyの立ち位置について

今年は間違いなく「ノーコード/ローコード開発ツールがブレイクした」年、になるでしょう。マイクロソフト社による PowerApps のアピールが本格化したことと、アマゾン社の HoneyCode の登場が決定打です。グーグル社もすでに AppSheet を出しており、これ…

SoR/SoEという区分から、ノーマル/ニューノーマルへ

私が最初に SoR/SoE という区分を知ったのは2015年でした。今では業界関係者にはほぼ周知の概念になりましたが、要約すると次のようになります。 SoR (System of Records) SoE (System of Engagement) 対象 自社業務の効率化 外部との接点 目的 コストの削減…

Java 誕生から 25 年、これからの期待と課題

さった5月23日、日本Javaユーザーグループ主催のお祝いイベントがありました。jjug.doorkeeper.jpいつもですとこの時期は JJUG CCC というオフラインイベントが開催されますが、今回は社会情勢を鑑みてのオンライン開催となりました。You Tube Live で300名…

"ローコード開発" についての近況

4月はほぼ在宅勤務だったこともあり、今年のゴールデンウィークも平日の延長のような不思議な感覚で過ごしています。さてこのような中、ローコード開発についていろいろな動きがありました。私が知っている範囲で紹介します。 週間BCN (2020.4.27) "ローコー…

非連続的な社会の変化に、企業システムはどう対応するべきか

2020年4月、世界中が「コロナ禍」に巻き込まれています。政府は平日においても人の移動を80%削減したいという数値目標を掲げましたが、このブログを記している時点では、マスコミ報道によると東京のオフィス街では35%程度の削減にとどまっている模様です。リ…

2020年4月1日の、出会いと別離

2020年が始まったときには予想もしていなかったコロナウィルス災厄に世界が大きく翻弄されていますが、そのような中でも2020年4月1日という日を迎えました。当社にとって、ささやかな出会いと別離が到来したので、そのことを報告します。まず出会いについて…

創業から20年を迎え、次の10年を模索する

ジャスミンソフトは2001年3月14日創業です。おかげさまで19年が経過し、20年目に入りました。これまで私たちに関わり、そして現在も支えていただいているすべての方々に感謝します。当社は私の意向で、特にこのような記念日でのイベントというものは行ってい…

戦国時代に突入したローコード開発ツール

こういう記事を教えていただきました。media-innovation.jp私が知らないツールがたくさん… まさに世は戦国時代。ローコード開発コミュニティ幹事という立場でありながら、知らないツールばかりというのもお恥ずかしいです。それにしてもよく調べたものだと、…

ResorTech Okinawa(おきなわ国際見本市)・Okinawa Startup Festa への期待

さった2月5日に、沖縄県のイベント「ResorTech Okinawa(おきなわ国際見本市)」と、同時開催の「Okinawa Startup Festa」に参加してきました。eventregist.com詳細はこちらの記事が詳しいです。thebridge.jp地元新聞は会員登録後に読める記事がありました。…

DX の X は "トランスフォーメーション” - その思考は、未来設計から。

私は前回のブログで「DX 的思考法は、顧客視点を貫いた先の世界を妄想すること」と書きました。そこで今回は、具体的に「学校」という領域(ドメイン)に絞って、私の DX 的思考法を紹介します。 学校の理想像を考える あるドメインが与えられたとき、最初に…

2020年、さぁ、DXをはじめよう

明けましておめでとうございます。昨年は自社製品 Wagby のイメージキャラクターである Wagbee の "ぬい" ぐるみを作成するという趣味に走りましたが、これが実に可愛いなぁと気に入っておりまして、公園で撮影してきました。本年もよろしくお願いします。年…

SPRING FEST 2019 - ローコード開発プラットフォームと、 ドメイン駆動設計と、Springの関係

2019年12月18日のイベントで、ランチセッション枠として登壇しました。全体では700名を超える参加者で、私のランチセッション枠も満員御礼でした。ご参加いただいたみなさま、ありがとうございました!springfest2019.springframework.jp当日の発表内容を報…

マイクロサービスから、マイクロカンパニーへ

今年で7回目となる Wagby の祭典、Wagby Developer Day 2019 が無事に終了しました。おかげさまで事前登録は昨年を超える333名のお申し込みをいただき、当日も充実した発表で大いに盛り上がりました。ご参加いただいたみなさま、ありがとうございました。今…

デジタルファーストが促す、基幹システムのAPI化

少し古い記事の引用ですが、デジタルファーストとは、「手続きをIT(情報技術)で処理する」ことを指します。www.nikkei.com行政の視点では「(行政の)手続きを電子申請に統一する」ということですが、私の解釈は、行政機関が運用するシステムが API 化され…

Wagby Developer Day 2019 のテーマは「DXとアジャイルの次」を考えること

10月31日の沖縄・首里城の火災は、当たり前の日常がいとも簡単に消失してしまうことの恐ろしさをまざまざと見せつけられました。沖縄戦後の首里城の再建は沖縄県民だけでなく、日本そして世界中の関係者の悲願と努力の結晶であっただけに、その落胆、喪失感…

超高速開発コミュニティがローコード開発コミュニティに変わった背景

2013年8月の超高速開発コミュニティ発足から関わって足掛け6年、当初は予想していなかった名称変更というイベントにも立ち会うことになりました。www.atpress.ne.jp上のプレスリリースにもあるように、"世界市場との歩調を合わせ…” というのが主な理由です。…

メインストリームが時代遅れになり、エッジが台頭する話はやっぱり面白い

ニジノ絵本屋さんの奮戦記?を読みました。読書中、20年前の自分のことを思い出すことが何度もありました。Amazon CAPTCHA特に絵本が好き、というわけでもなかった店主が、ふとした思いつきで始めた絵本屋さんの実話です。まったくの門外漢ゆえに、勢いで突…

基幹系刷新という重量級課題と向き合うための基本方針

“2025年問題” という提起によって、いよいよ我が社も基幹系刷新を検討せざるをえないかも...しかしトラブルになることはわかっているし、できるだけやりたくない、という気持ち、よくわかります。自身の理解を超える、複雑すぎるものを目の前にしたとき、何…

SAP2025年問題が投げかけたのは、システムではなく経営哲学そのもの

今、ネットで “SAP 2025年問題” で検索すると多くの意見を読むことができます。いい時代になりました。簡単にいうと「自社向けにカスタマイズしていたERPを、次のバージョンアップのタイミングでどう扱うか?」という問題について、対応期限が2025年までと設…

デジタルトランスフォーメーションとは "テクノロジー主導の産業革新" という定義

お盆休みに入って、久しぶりに読書する時間をつくることができました。最初に選んだのがこちら。diamond.jpベンチャー・キャピタリスト蛯原氏の著作で、私にとってはまさに今読むべき一冊でした。この本で、蛯原氏が定義したデジタルトランスフォーメーショ…

オートスケールに対応したWagbyの狙い

昨日公開した Wagby の新バージョンとなる R8.3.0 は、オートスケール対応を前面に打ち出しています。オートスケールに対応した超高速開発ツール「Wagby(ワグビィ) R8.3.0」リリース|株式会社ジャスミンソフトのプレスリリースメディアにも取り上げていただ…

Wagby Tech Meet 2019 無事に終了しました

私たちは昨年から、夏に沖縄で技術者向けの Wagby Tech Meet を開催し、秋にユーザー事例や Wagby ロードマップを発表する Wagby Developer Day を開催するというリズムをつくりつつあります。今年の Wagby Tech Meet は定員20名に対し、昨年より多い 22 名…

SAPの成功と、日本型モデルとしてのWagbyの可能性

日経XTECHの木村氏の記事で、興味深い論文を知りました。SAPがドイツで誕生した謎、無知な日本人が気付かない真実 | 日経 xTECH(クロステック)この記事で紹介された元ネタがこちらです。SAPの成功:ドイツの制度環境からの一考察 https://www.ipa.go.jp/fi…

祝・令和時代、いまこそ平成の宿題を仕上げよう

“令和”、いいですね。三女の名前に “令” が入っていたこともあり、私自身、次の世代へのバトンタッチを強く意識することになりました。そして私も今年、とうとう50代に入ります。さまざまな節目を感じているところですので、平成の宿題である「エンタープラ…

"こんまりメソッド" を契機に、業務の棚卸について改めて考える

NHKスペシャル「密着ドキュメント 片づけ 人生をやりなおす人々」は、私の予想をいい意味で裏切るものでした。 http://www6.nhk.or.jp/special/detail/index.html?aid=20190414_2まったく予備知識がなかったので、最初は “こんまりメソッド” の説明、つまり…

新人のプログラマへ - なぜ私たちは最新技術を追い続けるのか

4月は多くの会社で新人プログラマの入社があり、組織に活気が生まれます。残念ながら当社はこの時期の入社組には恵まれないのですが、私がお付き合いのある会社で新人を紹介される機会も多く、また教育講師としてお声がけいただくこともあって、毎年、新鮮な…

Wagbyの中長期計画(ロードマップ)と、ジャスミンソフトのビジョン

或る SIer 様から、Wagbyのパートナーになるにあたって、次の文書を用意していただきたいというお申し出がありました。 ジャスミンソフトが ”メーカー” の立場で考える Wagby の今後のロードマップ(中長期計画) ジャスミンソフトの ”企業” としての今後の…

Wagby Developer Day 2020