寄稿記事:データモデルがあれば担当者1人でも基幹システムを内製できる

前回からの続きで、こちらが後編になります。データモデルがあれば担当者1人でも基幹システムを内製できる | 日経クロステック(xTECH)編集に携わっていただいた IT 勉強宴会の佐野様、渡辺様と、日経XTECHの谷島様には大変お世話になりました。拙文をうま…

寄稿記事:沖縄の零細ソフト会社、考えに考えてローコードツールのメーカーに転身

IT勉強宴会に参加しているご縁から、主催者の佐野さんより「どうして沖縄でWagbyをつくろうと思ったのか、そのあたりの事情が知りたい」という話をいただき、20年前の事情を書いてみました。沖縄の零細ソフト会社、考えに考えてローコードツールのメーカーに…

百花繚乱となったローコード開発市場で、改めて問われる Wagby の存在意義とは

2021年7月現在、さまざまなメディアで「ローコード開発」という文字が踊るようになってきました。記事が読まれる環境 = 読者ニーズの需要増があるのは間違いありませんが、裏を返せば「製品がありすぎて、どういう基準で何を選んだらよいか、わからない」と…

第41回Wagby分科会 実践データモデリング - 単価の設計

今年に入って月一回ペースで実施しているローコード開発コミュニティWagby分科会の座長をつとめる贄です。今回は実践データモデリング編ということで、商品単価について深堀りしてみることにしました。wagby.com元ネタはこちら。羽生さんの本、いまもって増…

「狭い回廊」をくぐり抜けた企業がDXの恩恵を受けることができる

最近、「狭い回廊」という言葉を学びました。元ネタはこちらです。民主主義とは何か (講談社現代新書) | 宇野重規 | 哲学・思想 | Kindleストア | Amazon政治制度の発展において、 …「国家の要求と社会の反応がせめぎ合うなかで平和的な均衡を見出すのは、並…

「DXレポート2」でいろいろ思うこと

さった4月23日、ローコード開発コミュニティ 第8回総会・記念講演会が無事に終了しました。今年も引き続き当コミュニティ幹事として運営に携わることになりましたので、よろしくお願いします。さて今回の記念講演会は、業界に関わる人なら知っておきたい「DX…

15年ぶりの刷新。今後のWagbyはノーコード版とローコード版へ。

2006年5月にWagby R5を市場に投入してから15年が経過しようとしています。本日、大きな刷新を発表しました。www.atpress.ne.jpこのリリース文にあるように、これまでの Wagby 製品群をローコード開発ツール「Wagby EE (Enterprise Edition)」とし、Wagby 自…

続・ノーコードとローコードの境界

ローコードもそうですが、ノーコードの盛り上がりも加速してきました。www.nikkei.comところで両者は「似て非なるもの」なのか、それとも「ローコード = ノーコード + プログラミングスキル」なのか。このブログを書いている2021年2月現在では、まだ混沌とし…

Wagby R9 リリース! 特徴は「世代管理」機能

本日、無事に Wagby R9 を公開することができました。開発チームの皆さん、連日の集中対応、おつかれさまでした!興味のある方は、こちらからダウンロードください。トライアルキットのライセンスが同梱されているので、すぐにお試しいただけます。wagby.com…

ノーコードとローコードの境界

株式会社ビープラウド様が主催するIT勉強会「BP Study」の「NoCode/LowCode開発」に登壇させていただくことになりました!佐藤さん、お声がけいただき、ありがとうございます。bpstudy.connpass.com私は第2部「ローコード開発を活かすために心がけていること…

2021年にジャスミンソフトが取り掛かるテーマ

あけましておめでとうございます。この年末は、ぬいぐるみ Wagbee とあちこち散歩していました。本年も Wagbee ともども、よろしくお願いします。さて新年最初のブログは、2021年に私たちがやろうとしているテーマをまとめました。 Wagby R9.0 リリース 3年…

Wagby Developer Day 2020 Online 終了報告

初のオンラインイベントとなった Wagby Developer Day 2020 が無事に終了しました。ご参加いただいた皆様、および関係者の皆様、おつかれさまでした!事前申し込みは昨年を上回る 350 名 344 名となりました。このブログを書いている時点で、東京ではコロナ…

Wagby R9/10 スニークプレビュー

これまで、年一回の祭典「Wagby Developer Day」はメジャーバージョンアップのお披露目を兼ねることがありました。しかし今回は趣向を変えて、イベントの前から、少しずつ情報を出すようにしました。盛り上げる、って大事ですよね。ということで本日、プレス…

Wagby Developer Day 2020 のテーマは「開放する基幹系」

今年の Wagby Developer Day 2020 のテーマは「開放する基幹系」です。本番イベントの前に、私がどういうイメージで話を組み立てているかを整理しました。 before DX 一般的な企業システムを取り巻く環境を図にしました。今回のコロナ禍に起因しますが、社内…

量から質へ - 沖縄の産業政策が変わると何が起きるのか

私からみた沖縄県の産業政策は、県外企業の誘致による地元雇用の創出を目指すものでした。観光と IT はその柱であり、特に IT はコールセンターや BPO といった労働集約型として期待されていました。社屋の提供、東京ならびに各都市とのインターネット回線の…

WDD2020、オンラインで開催します

この数年、お世話になっていた御茶ノ水ソラシティの会場を手放すのは残念でしたが、今年の Wagby Developer Day (WDD) 2020 はオンラインで開催することとしました。 https://wagby.com/event/wdd2020/index.html今回も6件のユーザー様活用事例を含む、12の…

ローコード革命、に慌てることは何もない

日経コンピュータ2020年7月23日の特集記事「ローコード革命」を読みました。ユーザー主導で開発した7社の活用事例と、これに対応しようとする SIer という両分野についての最新動向がよくまとまっていました。Wagby もしっかり取り上げられていて、安堵しま…

ノーコード/ローコード開発ツールのジャンル分けと、Wagbyの立ち位置について

今年は間違いなく「ノーコード/ローコード開発ツールがブレイクした」年、になるでしょう。マイクロソフト社による PowerApps のアピールが本格化したことと、アマゾン社の HoneyCode の登場が決定打です。グーグル社もすでに AppSheet を出しており、これ…

SoR/SoEという区分から、ノーマル/ニューノーマルへ

私が最初に SoR/SoE という区分を知ったのは2015年でした。今では業界関係者にはほぼ周知の概念になりましたが、要約すると次のようになります。 SoR (System of Records) SoE (System of Engagement) 対象 自社業務の効率化 外部との接点 目的 コストの削減…

Java 誕生から 25 年、これからの期待と課題

さった5月23日、日本Javaユーザーグループ主催のお祝いイベントがありました。jjug.doorkeeper.jpいつもですとこの時期は JJUG CCC というオフラインイベントが開催されますが、今回は社会情勢を鑑みてのオンライン開催となりました。You Tube Live で300名…

"ローコード開発" についての近況

4月はほぼ在宅勤務だったこともあり、今年のゴールデンウィークも平日の延長のような不思議な感覚で過ごしています。さてこのような中、ローコード開発についていろいろな動きがありました。私が知っている範囲で紹介します。 週間BCN (2020.4.27) "ローコー…

非連続的な社会の変化に、企業システムはどう対応するべきか

2020年4月、世界中が「コロナ禍」に巻き込まれています。政府は平日においても人の移動を80%削減したいという数値目標を掲げましたが、このブログを記している時点では、マスコミ報道によると東京のオフィス街では35%程度の削減にとどまっている模様です。リ…

2020年4月1日の、出会いと別離

2020年が始まったときには予想もしていなかったコロナウィルス災厄に世界が大きく翻弄されていますが、そのような中でも2020年4月1日という日を迎えました。当社にとって、ささやかな出会いと別離が到来したので、そのことを報告します。まず出会いについて…

創業から20年を迎え、次の10年を模索する

ジャスミンソフトは2001年3月14日創業です。おかげさまで19年が経過し、20年目に入りました。これまで私たちに関わり、そして現在も支えていただいているすべての方々に感謝します。当社は私の意向で、特にこのような記念日でのイベントというものは行ってい…

戦国時代に突入したローコード開発ツール

こういう記事を教えていただきました。media-innovation.jp私が知らないツールがたくさん… まさに世は戦国時代。ローコード開発コミュニティ幹事という立場でありながら、知らないツールばかりというのもお恥ずかしいです。それにしてもよく調べたものだと、…

ResorTech Okinawa(おきなわ国際見本市)・Okinawa Startup Festa への期待

さった2月5日に、沖縄県のイベント「ResorTech Okinawa(おきなわ国際見本市)」と、同時開催の「Okinawa Startup Festa」に参加してきました。eventregist.com詳細はこちらの記事が詳しいです。thebridge.jp地元新聞は会員登録後に読める記事がありました。…

DX の X は "トランスフォーメーション” - その思考は、未来設計から。

私は前回のブログで「DX 的思考法は、顧客視点を貫いた先の世界を妄想すること」と書きました。そこで今回は、具体的に「学校」という領域(ドメイン)に絞って、私の DX 的思考法を紹介します。 学校の理想像を考える あるドメインが与えられたとき、最初に…

2020年、さぁ、DXをはじめよう

明けましておめでとうございます。昨年は自社製品 Wagby のイメージキャラクターである Wagbee の "ぬい" ぐるみを作成するという趣味に走りましたが、これが実に可愛いなぁと気に入っておりまして、公園で撮影してきました。本年もよろしくお願いします。年…

SPRING FEST 2019 - ローコード開発プラットフォームと、 ドメイン駆動設計と、Springの関係

2019年12月18日のイベントで、ランチセッション枠として登壇しました。全体では700名を超える参加者で、私のランチセッション枠も満員御礼でした。ご参加いただいたみなさま、ありがとうございました!springfest2019.springframework.jp当日の発表内容を報…

マイクロサービスから、マイクロカンパニーへ

今年で7回目となる Wagby の祭典、Wagby Developer Day 2019 が無事に終了しました。おかげさまで事前登録は昨年を超える333名のお申し込みをいただき、当日も充実した発表で大いに盛り上がりました。ご参加いただいたみなさま、ありがとうございました。今…