Java の講師をふりかえって思うこと (3)

技術者の性善説に立てば、新技術の登場に対して常に追いついていこうとする姿勢をもっているのが当然、ということになります。しかし組織という視点では、個人の良心に甘えるのではなく、「新技術を学ぶことでメリットがある」というメッセージを出すことも必要だと思っています。ここで難しいのは「オブジェクト指向に精通したら、どういうメリットがあるのか」を示すことです。

これは企業風土に直結すると考えています。優秀な技術者を賞賛する風土(社内でスーパースターになれる!)があると、意欲が高まります。しかしノウハウが個人だけに集約され、企業として再利用できないようだと、「言われたことだけやっておけばいい」ということになりかねません。

多くの組織では技術者のスキルアップを目標として掲げていますが、その結果登場した、スキルの高い技術者をどう処遇するのかという点で、工夫がみられないと感じています。スキルアップの結果、給与を増やすという手法もありますが、ヒトはパンのみで生きるのではなく、やはり「物語」が大切です。楽しい、わくわくするような物語を提供できる組織の成功事例をどんどん紹介していく、ということも(スキルアップの一環として)必要な施策だと思います。

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