沖縄で活躍するプログラマのためのコミュニティ Java Kuecheが企画した勉強会「iPhone vs Android」が大いに盛り上がりました。今回は二件の発表とも、実際にプログラミングスキルのある方に登場してもらうことができました。具体的なコードを参加者全員で読むことができ、満足度が高い内容となりました。沖縄在住のプログラマー同士で、とてもいい刺激になったと思います。
勉強会の目的は、勉強そのものではなく、そこで人と人の「つながり」をつくることにあります。なので勉強会だけ参加する人は、実はこの会の真の目的を理解できていません。懇親会での出会いと、そこで交わされるコミュニケーションに大きな意味があります。何の意味かというと、ひとつには刺激を得ること。他者のがんばりを自分のモチベーションに変えていくことができます。そしてもうひとつは、自分の相対的なポジションを知り、広い世界を知ることです。それは時として残酷で、気落ちすることもあるかも知れません。しかしそこを乗り越えていかないと、技術者のレベルアップは図れません。つまり、他流試合をとおして研鑽する場を提供するのが Java Kueche の活動理由なのです。
インターネットを通して技術を学ぶことが簡単に行える時代です。著名人のブログを通してモチベーションを得ることもできます。しかしお互いに顔を合わせ、食事しながら会話することで自己研鑽を図るというアプローチは、この時代でも十分に有効な方法だと思います。常に新しい自分と出会うために、こういう場をどんどん活用してほしい。レベルの高い技術者が沖縄の IT 業界を支える、その根っこの一部になることができれば本望です。
来年もまた、いろいろと企画したいと思います。こういうのは会社主体でやるのではなく、コミュニティで活動することがいいですね。
