きたる 9 月 26 日は Java Kueche 記念講演会で萩本さん、浅海さんが来沖します。

沖縄のプログラムコミュニティである Java Kueche では、年に一回のペースで著名な技術者を沖縄に招聘し、記念講演会を行っています。今年は萩本さん、浅海さんの両名にお越し頂けることになりました。
http://www.java-kuche.org/modules/news/article.php?storyid=30

この 1 〜 2 年、沖縄県内の IT 技術者の向上心が落ちているのではないか? と気になっています。テーマとしてはクラウドを中心に新技術の芽が出ており、技術者にとっては「次の10年」に備えた学習が必要な時期です。萩本さん、浅海さんの話はまさにこの点をわかりやすく説明していただけるもので、県内の技術者そして管理者の方々は必聴です。私もとても楽しみにしています。

にもかかわらず、盛り上がりに欠ける気がするのは何故でしょう。

個人的に感じているのは、「学習することに対する現場の無力感」です。最先端の技術を学んでも給与は上がらない、苦労して学習した割には安い単価で仕事を受けざるを得ない、そもそもオブジェクト指向や Web でつまづいているので、その先に位置する技術にはとてもキャッチアップできない... 多くの現実的?理由から学習意欲が湧かないとなれば、根は深いのでしょう。

もちろん一朝一夕に解決できる話ではありませんが、それでも私は「石にくらいついてでも、キャッチアップを意識すべき」だと思います。変化を受け入れ、自分の中に取り込むという気持ちを持たなければ技術者として第一線に立つことはかないません。そもそも、誰かが「その技術を学べば、残りの技術者人生を保証するよ」と太鼓判を押さない限り、新しい技術を学ぶ気がない、などというのは甘えた話です。というよりも、純粋に新しい技術の波に乗りたいという、心の内なる声、いわゆる「ワクワク感」に素直に従えばいいのです。

ちなみに、私が積極的にこの Java Kueche に関わっているのは、沖縄全体の技術者のスキルアップもさることながら、当社の技術者のためになると信じて活動しているためです。萩本さんや浅海さんと、泡盛を飲みながら話す機会をつくりました。そのチャンスを是非とも活かしてください。それは必ず皆さんに、ものすごいプラスのエネルギーを与えます。

東京にいても、そういう機会に遭遇できる技術者は稀なんだ、ということを是非とも知ってください。こんな恵まれた環境があってもなお、それを活かせるかどうかは、皆さん次第です。当日は昼だけでなく夜まで、多くの技術者と語り合い、成長する場としてほしいと願っています。