ファンがついた製品は強い

昨日から今日にかけて、代理店の方と一緒に関西のお客様を訪問しています。いずれもエンドユーザ様(企業の情シスに相当)であり、ご自身の部署で Wagby を使って開発、運用されています。

回るときは内心、どきどきです。お宅の製品にしたのは失敗だったよ...と言われれば、人間なので、へこむでしょう。
しかし行く先々でのお客様の第一声は「役に立っているよ!」でしたので、大変、安堵しました。それだけでなく「こういうテーマにも使おうと考えている」「別の部署でも勉強会がはじまる」など、気に入っていただけるからこそのお言葉を頂くことができました。本当に感無量です。

もちろん、今後の要望や、気になっている点など、多くの宿題も頂戴しました。これも期待のあらわれであり、ますます Wagby が良くなっていくように力を貸したいという純粋な気持ちからの要望です。こういうお客様に巡り会えた Wagby は幸せですし、我々も自分たちの仕事が役に立っていると実感できます。Wagby がますます活用されていくことを願うばかりです。

この IT 業界では、お客様と開発側(SIer)の距離感は微妙なものがあります。一言で表現するならば、お客様が SIer を「信じる」という関係構築がうまくいかないのです。その原因としてコミュニケーション不足などが指摘されていますが、根本的には開発したシステムそのものが信頼されていないのだろうと思います。曰く、

  • 不具合が多い。
  • いったことが実装されていない。
  • 改良依頼のたびに保守コストがかかる。

というものです。Wagby を提案してよかったと思うのは、この問題が解決できると知ったあと、お客様が本当に当社を信頼していただいている、と実感できることです。

もちろん Wagby 自身にも不具合があります。しかし完全自動生成のため、Wagbyをバージョンアップし、再ビルドすることで不具合が改修されます。一つ一つプログラムを書いていた場合は、そうはいきません。

特にお客様の声で感じるのは「自分たちでシステムを改良できる喜び」です。今日のご訪問の中でも「利用者から要望があったとき、すぐにビルドして公開したところ、大いに喜ばれた。その結果、しっかり利用されるシステムになっている。」という体験を伺いました。これこそが PDCA サイクルの実践です。

国内の情報システム部門PDCA がきちんと回せているところはどれほどあるかわかりませんが、これからやってみたい、というところに Wagby は自信をもって薦められます。すでに実践できているところがどんどん増えているというのは Wagby の強みです。