「中堅・中小企業のIT投資の実態は年商の0.3%台」というレポート

ASCII.jpの記事から。これまでは年商の 1% が目安という定説だったのですが、実際には想定以上に低いことが浮き彫りになっています。

人件費を除くIT投資の平均金額は、年商300億円〜500億円の企業で1億6272万円。年商100億円〜300億円では6012万円、年商50億〜100億円では2158万円で、年商5億〜50億円の中小企業では711万円だった。

この金額には、ハードウェア購入コストや、オフィス関連、ウィルス対策ソフト購入費が含まれるでしょう。インターネット接続費も忘れてはいけません。ということは純粋な「システム開発」にあてる費用は相当低いはず。年商50億円以下の企業では、100万円前後を想定するのが良さそうです。

開発という視点からみた場合、この費用で業務システムを作成することは難しいと言わざるを得ません。結果として、Excel や Access でつくるという選択になると予想します。担当者(おそらく社内SE)の人件費は、この費用には含まれていません。

ですので、この価格の範囲内で、従来の Excel/Access 相当以上の開発を行えるツールの登場が期待されているわけです。スタンドアロン型ではなく社内外のスタッフが同時にデータの検索や更新が行えて、内部統制にも対応して、ワークフロー機能があって帳票が行える。それをノンプログラミングまたはマクロプログラミングの範囲で、社内 SE が開発できることが重要です。

Wagby の位置づけは間違っていません。はやくこういうツールがあることを知ってもらいたいと思います。