羽生さんに語ってもらう「ライトウェイト・エンタープライズ」セミナーを企画しました

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私がはじめて羽生 章洋さんにお会いしたのは、2008年でした。羽生さんが沖縄にいらっしゃったとき、夜遅くまでSI業界の抱える課題について意見交換し、深い洞察力を持った方だと感銘をうけました。その後も何度かお話しする機会があり、そのたびに頭の回転の速さと、さらにそれを即興でわかりやすく説明する能力に感心していました。

昨年末に久しぶりにお会いしたのですが、8年も前に熱く議論していた課題が、今もなお解決できていないことにお互い、焦燥感を覚えました。開発現場の光も闇もそれなりに見聞してきた身であり、年齢も50歳に近づいたところで、そろそろ本気で次の世代に何か残したいよね、という話になったのは自然なことでした。それも今、流行のモバイルやクラウド、IoTやビッグデータといったことではなく、企業の役に立つエンタープライズシステムとはどういうものか、といった本質的なテーマを突き詰めたいと思ったのです。

この、大企業からスタートアップ企業まで幅広く抑えておくべき本質を「原則」として言語化する、という野心的な試みを一言で表そう、ということで羽生さんが出したコンセプトがこれです。

LIGHTWEIGHT ENTERPRISE

本来、エンタープライズシステムは企業の経営を加速するための仕組みを支えるものですが、現実は HEAVYWIGHT な状態であり、足かせになってしまっています。いったいどこでつまづいたのか、HEAVYWIGHT ではない LIGHTWIGHT な状態とはどういうことか、どうすれば HEAVYWIGHT から LIGHTWIGHT に切り替えることができるのか、という視点からスタートしてみよう、ということで、セミナー企画の骨子ができあがりました。

すべての企業は、電光石火型を目指す

このセミナーの対象はシステムを作る側ではなく、使う側、です。最先端の要素技術を活かした先進のアーキテクチャー...という切り口ではなく、経営者が目指すべき会社像を「電光石火型」と位置付け、その効果と、どうすればそうなるのか、そのために IT とどう付き合えばいいか、という視点で語ろうとしています。そうすると個々のツールの話は不要、ということで、今回は製品の話はまったく含めません。よって主催が当社といっても、その役割は、羽生さんの発表の場をつくることにあります。羽生さんの長年の経験を一つの線でつないで体系化できる “きっかけ” になれば本望です。もちろん私も羽生さんにすべて任せる、では役に立たないので、当日は司会役で、会場の皆さんと羽生さんをつなげるお仕事をしようと思います。そのようなプロセスを経て完成度を高めた「成果(考え方)」をまとめることで、この業界に何らかの貢献をしたいと願っています。

すべての企業に「電光石火型」という切り口を適用する、と言い切っていいのか、という疑問もあるでしょう。私の中では、それこそ自治体やNPOといった、資本主義社会において一見、競争とは無縁な組織も含めて「電光石火型」は避けられない、と考えています。それはどういうことか、というのは当日のセミナーでお伝えします。

申込者数 50 名限定の理由

それは、会場を巻き込んだ「議論」を行おうとしているためです。この進め方ですと経験上、50名を超えると難しいです。羽生さんの案を叩き台として、会場からさまざまな意見をヒアリングし、これを集約して一つの成果としてまとめる、ということまで実現したいです。

講師が一方的に語るだけではなく、聴衆と一緒になって形をつくることは私にとって理想的な進め方です。ユーザ企業の方も SIer の方も、エンタープライズ開発に関わる方は是非ともご参加ください。満足度の高いセミナーにしたいと気合が入っていますので、よろしくお願いします。

セミナーの詳細と、お申し込みはこちらからどうぞ。
http://www.jasminesoft.co.jp/event201602.jsp

おまけ

“LIGHTWEIGHT ENTERPRISE” のロゴは、羽生さん作です。どうも年末年始にかけて、スターウォーズを観まくった影響のようですが、それにしても上手ですね。

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