冗談ではなく、総務省から超高速開発コミュニティに協力要請がありました。
さった7月にモデリング分科会が「Liveモデリング」イベントを実施したのですが、そのとき、いくつかの省庁のIT担当者が参加されていました。大変刺激的でした、というコメントをいただいていたのですが、なんとそのあと、省内でも同じようなことを企画されていました!
"超高速開発の実力を直接、多くの人に知ってほしい。" というお気持ちは、主催側として何よりのフィードバックです。いよいよ第一弾として、総務省で実施したいという協力要請をいただいたので、先ほどコミュニティ会員に「猛者、募集」のメールが配信されたところです。
実施日は10月27日(金)、場所は総務省内の会議室です。詳細はコミュニティのページに記載しています。
当社はもちろん Wagby で参戦します! どんなお題かは当日まで明らかにされないところが真剣勝負っぽくていいですよね。楽しみです。
「超高速開発」の認知度が高まるきっかけになるか
コミュニティ活動も3年が経過しましたが、もっとも反応がよく、かつ、ベンダー企業が二の足を踏むのが、この Live モデリングイベントです。個人的には、このような活動ができるのがコミュニティの醍醐味であり、ユーザー企業とSIerが興味をもつテーマだと感じています。
Liveモデリングは、そのLive感が大切です。事前にお題を配ったりしますと、各ベンダーとも徹夜してでも作り込んで、当日は単なる展示会になるでしょう。しかし参加者が求めているのは、そうではありません。開発者がそのお題をどう料理するのか、その思考の過程と、苦悶の表情?と、見事に一時間で実装できたときの充実感(もしくは残念感)を共有したいのです。参加企業の優劣がつくものではない、と考えています。
今回の協力要請をきっかけに、他からも同様の要請があれば、コミュニティとして積極的に関わってもいいのではないか、と思っています。「超高速開発」は口だけではない。これだけのスピード感をリアルに体感したとき、現場の人たちは確実に、システム開発のこれまでの常識が古いことに気づくことでしょう。(実際、前回のLiveモデリングが面白かったというのは、ものの見方が変わったことにつながっています。)
しかも最初の協力要請が省庁から、というのが面白いですよね。システム開発には大手ベンダーが占めているはずですが、発注側である省庁のご担当者は、大手ベンダーの開発を変えたいと考えているはずです。私自身は、たとえ自分たちが「かませ犬」であってもいっこうに気にしません。これがきっかけで、超高速開発の市場が広がるなら、ありがたいことです。
今回のイベントでは終わらない予感がありますので、各ツールベンダーのみなさま、覚悟を決めて Live モデリングに参戦してください! そしてまだコミュニティに入っていないツールベンダーにも、入会を決めてもらえればと願っています。これから、ますます盛り上がってまいりますので。