2015年の総括 - 今年達成できたことと、来年への展望

ちょうど1年ほど前、2014年の総括として、「超高速開発」はどこまで認知されたか、というブログを書きました。自分で書いたブログを再読すると、私は2014年末の時点で「キーワードは認知されてきたが、わかりやすい成功事例が必要」と締めくくっています。それから1年、私が感じた変化を綴ってみます。

日経コンピュータや、各種ブログ記事による発信が過去最多となる

日経コンピュータおよびIT Pro、そしてブログで、ユーザー企業とSIerの関係性の再構築に関する記事を多く目にしました。私がこの1年のブログでとりあげたのは次のとおりです。

いずれもユーザー企業にとって、内製をはじめとする新しい潮流を紹介するものとなっています。と同時に、SIerへは「従来の人月単価 x 工数というビジネスモデルの復活はない」という警鐘を鳴らしています。これらの記事が示すのは、エンタープライズアプリケーション開発の現場は着実に変化しており、後戻りしないだろうということです。

「超高速開発」を後押しする、さまざまな出来事

超高速開発の普及につながると期待できるイベントに、積極的に参加しました。

数年前であれば眉唾と言われてきた自動化についても、今は使える技術の一つとして当然と認知され、もし使うならどう活かすか、というように議論が進んできたように感じます。

Wagby の普及スピードの加速

年初に「この一年で導入企業を倍増したい」と意気込んでいました。さすがに倍増は無茶でした…が、ユーザー様による活用が加速してきました。

超高速開発コミュニティWagby分科会での発表や、共催セミナーへの登壇をとおして、ユーザー企業様の「効果」を発信することができました。

Wagby Developer Day 2015 の開催

2015年を締めくくる最大のイベントは、Wagby Developer Day 2015 です。こちらは IT Leaders レポートに掲載させていただきました。

当日は12社のユーザー企業様にご発表いただきました。これも過去最多となります。

北海道から沖縄まで、200名を超える方々に会場に足をお運びいただき、熱心に情報交換されていました。共通の課題をみつけ、どのように解決するか、という話ができる場があるのはとても良かったです。

まとめ

Wagbyの活用事例発表を直接知ることで、これまで諦めてきたエンタープライズアプリケーションの再構築を検討する企業が増えてきたと感じています。それに伴い、より大規模かつ高度なユーザー画面を備えられないかという要望も高まり、嬉しい悲鳴をあげています。

来年はその期待に応えるべく、開発を加速させるとともに、Wagby販売代理店との関係性を一層強化し、ユーザー企業の多様なニーズに応えられる体制へレベルアップしようとしています。当社が肥大化するのではなく、適切な規模の組織を維持したまま、関係する方々を増やすことで、Wagby市場を大きくしていきます。興味ある方は是非ともご一報ください。一緒に活動していきましょう!

今年一年、応援をいただき、ありがとうございました。来年もどうぞよろしくお願いします。